ジャズ
NHK・FM放送「現代の音楽」 毎回聴いている好きな番組です。 この日のプログラムは良かったです(私好みという意味です)。 7月3日日曜 午前8時10分~ 午前9時00分 ▽日本の作曲家(5)福島和夫 西村朗 楽曲 「鎮魂歌」福島和夫:作曲(フルート)ロバー…
村井康司著 「あなたの聴き方を変えるジャズ史」 2017年10月の刊行 村井康司さんは1958年生まれ。 先日の「JAZZ遺言状」の寺島靖国さんは1938年生まれ。 私は1948年生まれですから、それぞれ「10歳違い」です。 それがどうした? ですね…
FM放送の愛聴番組「ジャズ・トゥナイト」の新譜紹介を聴いていると、 これは!!という好みのジャズに出会うことがあります。 そういう演奏者や曲を記録していきます。 6月11日放送の「ジャズ・トゥナイト」 類家心平tp 中嶋錠二p のアルバム「Duo」…
寺島靖国氏 東京吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」のオーナー。今は他の人に任せているようですが。 著作も多く、そのうちの一冊「JAZZ遺言状」 雑誌の記事は良く読んでいたのですが、まとまった著作を読むのは初めてです。 私のイメージでは、ジャズを本流にとら…
好きで良く聴くジャズ奏者の一人がアンソニー・ブラクストンです。 以前、ジャズ愛聴盤3で、「Tradition」をご紹介しました。 「またアヴァンギャルドか!」「スノッブや!」というお声が聞こえてきます。 恐れ入ります。しばらくお付き合いください。 私が…
「サウンド オブ ジャズ」のPROLOGUEに、こんな一文が・・ そして、「JBL」のことを、ムカシの人はよく「ジムラン」と呼んだ。 そうでしたね、私もジムランと言っていました。 初めてJBLのスピーカーを聴いたのは、1967年新宿のダイナミックオーデ…
ジャズ喫茶「ベイシー」店主 菅原昭二さんの著書 サウンド オブ ジャズ! JBLとぼくがみた音 この本は、STEREO SOUND誌に連載された記事を中心に構成され、何回か出版されています。 私の持っているのは2007年発行の文庫本。あとがきや解説が新しくな…
NHK・FM放送の聴き逃し配信番組が4月から増えたようです。 これまで利用していたのは ジャズ・トゥナイト 世界の快適音楽セレクション リサイタル・パッシオ の三番組でした。 他に、私が聴きたいと思っていた番組の配信が増えました。 現代の音楽 名…
この記事は、”ジャズ愛聴盤シリーズ”といして書いたものですが、シリーズ名を変更させていただきます。 ジャズ徒然草 に。その1となります。 これからもご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。 では・・・ ジャズ奏者の中には、自分の楽器以外にヴォー…
ジャズ・メインシステムのJBLには2台のレコードプレイヤーを使っています。 手前のプレイヤーがヤマハD-3、カートリッジはヤマハMC‐505 奥のラックの上が、デノンDPー3700F、カートリッジはオーディオ・テクニカF-7 こちらは、ジャズ・…
FM放送唯一のジャズ番組と言ってもいい「ジャズ・トウナイト」 故・児山紀芳さんの後を継いだMC大友良英さん。 その、あまりにも強いジャズ愛・音楽愛ゆえに総花的な選曲となり、私のようなニッチなファンには飛びつく選曲が少ないという一面はあります。…
オーディオ備忘録44に記録したとおり、6L6真空管アンプをシーメンスのツイーターに繋ぎました。 結果は良好でした。 ただ、6L6はPEGASUS3LZを鳴らしていたアンプなので、他のアンプを3LZに充てなくてはなりません。 3LZと真空管アンプ…
JBL4412Aです。 4412AはもともとメインのJBLシステムの60㎐から80㎐を補強するために、パラレルにつないで、時々使用していました。 メインシステムのJBL130A用のアンプを、長年使ってきたラックスMQ68CからビクターPS-A2…
このシステムは、小編成のクラシックや個性的な美声のシンガーによく合うと書いてきました。 実は、私が大好きな中島みゆきにも、もの凄く合います。 他にないシュールな詩を他にないみゆき節で語り上げる真のシンガーです、と私は思います。 (余談ですが、…
クラシックを聴くシステムです。 一番手前の大判ハンカチを被せてあるSPが、八欧電機1950年代の30㎝2ウェイユニットを使った無指向性システムです。 こんな感じですね。 30㎝はスルー、12cmは4.4μFのコンデンサーによるハイパス。アッティ…
エリック・ドルフィーとアヴァンギャルド・ジャズのレコードを紹介させていただいてきた「ジャズ愛聴盤」も20枚目になりました。 区切りのレコードは、エリック・ドルフィーの最後の録音(後述)とされる「ラスト・デイト」です。 1964年6月2日 オラ…
エリック・ドルフィーの評伝本です。 帯は表紙の内側に挟んでありました。 初版時に購入しました。 以前書きましたが、3年前に蔵書をほとんど処分した時に残した10冊のうちの1冊です。 原作の部分で、ドルフイーの演奏・レコーディングのことが年代を追…
ANDREW HILL の ポイント・オブ・ディパーチャー 1964年3月31日 録音 アヴァンギャルダーの中でも個性派(気難しそうという意味で)のピアニスト、アンドリュー・ヒルのアルバム セクステットのメンバーはこの顔ぶれ 思わず、複雑に唸らさ…
エリック・ドルフィーの未発表テイクを集めたLP 1960年と1962年の録音。1962年はJim Crowのみ。 ドルフィーの友人が録音テープを保管し、後年、ドルフィーの親の許可を得てレコード化されたもの、とあります。 ドルフィーの演奏の中では珍しい…
ジョージ・ラッセルの「エズセティックス」 共演エリック・ドルフィー 1961年5月8日 録音 この作品、私はアヴァンギャルド・ジャズのみならずジャズ史上の名盤に数えられると思っています。 ジョージ・ラッセルの編み出した「リディア的概念」は、全く…
前回の続きです。 コンサートの思い出話です。 ポップス系のライブはここでは外します。 このジャンル、私は「ファッション」だと感じているからです。 いい・悪いではありませんよ。 で、やっぱり、ジャズとクラシックになりますね。 コンサートには、昔は…
音楽ファンやオーディオファンと話をしていて、どんな音楽を聴いているかという話になったことはありませんか? 3年前のことです、ある人とオーディオの話をしていて「何を聴かれています?」と聞かれました。 私は、オーディオの話題のつながりから「レコ…
ジャズ愛聴盤シリーズは現在16記事まできています。 私の大好きなエリック・ドルフィーとアヴァンギャルド・ジャズのオン・パレイドですので、違和感(嫌悪感?)を感じる方もいらっしゃると思います。 今回はまともなジャズ名盤の話です。 実は愛読してい…
ドルフィーのヨーロッパ実況録音のひとつ 「イン・ヨーロッパ・Vol.1」 1961年9月 録音 デンマーク コペンハーゲン ドルフィーは、この年と、翌年のコルトレーン・クインテットの一員として、そして1964年にミンガス・グループとして、計3回ヨ…
JJおじさんこと植草甚一さんの「ジャズの前衛と黒人たち」、半世紀ぶりに読み直しました。 自分の本は行方不明のため、図書館から借りました。 覚えているところと覚えていないところがありますね。というより、理解するような読み方をしたところと、そう…
少し前の10月2日 FM放送のジャズ・トゥナイトのゲストに狭間美帆が登場しました。 2017年の東京ジャズでラジオデンマーク・ビッグバンドを指揮した狭間美帆の雄姿に、私は感激しました。 100年のジャズ史を描いた、堂々たる演奏、また、内田光子…
TED CURSON 初リーダーアルバム 「プレンティ・オブ・ホーン」 録音 1961年4月 カーソンのトランペット(ピッコロ・トランペット)にテナーサックスとリズム陣のクインテットを核として、ドルフィーとドラムの二人が交代で加わるというセッシ…
ドルフィーのクインテット&カルテット 「ファー・クライ!」 1960年12月 録音 ブッカー・リトルとの初共演盤。 この二人の演奏を聴いていると、大きな音(スケール)を感じます。ジャズクラブやカフェはもちろん、1000人くらいのホールならPAな…
「音楽&オーディオ」の小部屋 という超人気ブログがあります。 9月19日付で「日本人にジャズは理解できているんだろうか」という表題の記事がありました。 アメリカのジャズテナー奏者ブランフォード・マルサリスの「日本人とジャズの関係に関する疑問」…
植草甚一さんは、ジャズを聴きだしたのは48歳の時だそうです。 ということは1956年、バップ円熟の真っただ中、モード前夜、そしてフリージャズ、アバンギャルドへというまさにジャズ黄金の時代ですね。 セロニアス・モンク、セシル・テイラー、マイル…