ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

レッドクレイの闘い

全仏オープンテニスが終わってしまいました。

私は、グランドスラム大会の中で、ローラン・ギャロスが一番好きです。

 

レッドクレイのコートは他のサーフェスであるハード、グラスに比べて、多くの技術・戦術を必要とされます。

サーブだけでなく、ネットだけでなく、強打だけでなく、いくつかを組み合わせての複雑な闘いになります。

大変見ごたえがあります。それがこの大会を好きな理由です。

 

そんな訳で、一発強打中心のアメリカの選手は勝てません。特に最近、アメリカの選手の単調なテニスが気になります。

以前、某米国選手が敗戦の後に「俺は何も悪いこと(プレイ)はしていない」、文句あるか!(これは盛ってます)と言っている記事を読んだことがあります。

 

このころ(たぶん10数年前)から、テニスのあらゆる面が急速に進歩しました。今はこう言います。

「あらゆる方法を試したが、勝つために必要なレベルに上げることが出来なかった。相手のテニスが上回っていた」と。

落ち着いているでしょう? リベンジの炎も感じられますね。

 

このような表現に、私は、トップ選手の矜持を感じます。

 

(米国人選手のジム・クーリエとアンドレ・アガシは全仏を勝っています。そういうこともあります)