ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

ウィンブルドンテニスへの疑問

もうすぐウィンブルドンが始まりますね。

錦織の初戦がポピリン(豪)になりました。侮れないですよ。

ビッグサーブ、ビッグショット、ネットはどうだったかな?

伸び盛り、とにかく要注意です。

 

ウィンブルドンはあまり好きな大会ではありません。

テニスが単調なことの他に、主催者の行為に疑問を感じるからです。

 

昨年まで、ウィンブルドンのシードはランキングどおりではなく、過去2年間の芝コートの成績も勘案して決める、としていました。

その結果、ランキング3位以下のフェデラーが第2シードになっていました。

 

私には、フェデラーと第1シードが決勝まで当たらないようにする配慮(興行的な理由とフェデラーの厚遇)にしか思えません。第1シードは、そうジョコビッチですね。

 

で、決勝まで勝ち上がるフェデラーは大したものですね。しかし、だからと言ってこのような独自な(恣意的に近い)シードの決め方をしていいとは、私は思いません。

 

今年、フェデラーはランキング8位です。シードは6です。

ランキング3位と4位のナダルティームが欠場ですから、これは通常のシード順です。

今年は、独自のシードの決め方はやめたのでしょうか。

 

自分なりに理由を考えてみました。

 

ひとつ目は、

過去2年間の成績を勘案しても第2シードにもってくるには無理がある。

第2シードでなければ、第3でも第4でも第6でも同じことだから。

トップハーフに入れば、準決勝までにジョコビッチに当たる。その確率は5割。この抽選はコントロールできない。

 

ふたつ目は、全仏オープンのこと。

4連覇中でかつランキング3位、前哨戦の500と1000の大会で優勝しているナダルを、これまでの決め方どおり第3シードに置いた。

結果は準決勝でジョコビッチナダルの対戦となったことはご存じのとおりです。

ナダルは「ランキング3位は第3シードになる。準決勝で第1シードか第2シードに当たるのは当然のこと」とインタビューに答えている。

クレイコートの成績を「勘案」するのなら、第1シードになってもおかしくない。なぜそうしないか、それがルールだから。

全仏の態度を見て、自分の誤りに気が付いたのでしょうか。

 

アガシサンプラスの時代に、片方がランキングを落として全米オープンを迎えると、二人をトップハーフとボトムハーフに分ける操作が行われたのではないかと騒がしいことがありました。

上下に分かれれば、決勝戦で二人が対戦する可能性はかなり高いものになるからです。

確かに盛り上がりますね。でもね・・

 

テニスは最も公平なスポーツと言われる由縁を思い起こせば、ウィンブルドンの独自シードは・・考えるまでもありませんね。