大好きなジャズマンのレコードから1枚づつ選んでご紹介している「ジャズ愛聴盤」シリーズの9枚目になります。
ローランド・カークのDOMINOです。1962年4月と9月の録音。
ご存じマルチリード奏者の代名詞、R・カークのカルテット演奏。
この盤でも、サックス、フルート、鼻歌?など多彩な演奏を繰り広げています。
一つの曲の中で楽器を持ち替えるため、カルテットなのに五重奏、六重奏にも聴こえます。
私はR・カークの音色が大好きです。テナー・サックスのファンキーさは飛びぬけていますし、フルートがまたいい! 個人的にはドルフィーのフルートと同じくらい唸ってしまいます。
フルートだけ演奏しているレコードもあります。
この盤のピアノ奏者ですが、全10曲中6曲がアンドリュー・ヒル、4曲がウィントン・ケリーです。
私の好みでは、ヒルとの共演トラックに魅力を感じます。
1977年12月急逝。惜しまれます・・・