ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

アメリカンテニスに変化の兆し?

アメリカンテニス、アメリカのプロテニス選手のテニスの総称のことです。

サンプラスアガシを核としてアメリカのテニスが凄く強い時代がありました。

 

その後、ニューボールプリーズ世代の中からフェデラーが抜け出して以来、アメリカのテニスが強い時代はありません、と素人の私は思います。

 

テニスが単純になったのです(素人の勝手な印象です。以下同文)。

代表がアンディ・ロディックジェームス・ブレイクだったと思います。素質充分の人達だっただけに残念でした。

負けた後、「俺は何も悪いことはしていない。文句あっか!」。下線部は盛ってます。

自分でいう言葉かなあ?

「ロジャーが信じられないテニスをした。対抗するためには、明日から誰もやったことのない練習をするだけだ」くらいは言ってほしかったですね。

 

それが、今年の全米や前哨戦で少し変わってきたのかな、と感じました。

 

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ひとりは、レイリー・オペル

2m11cm・102㎏。これまでも、カルロビッチ、イズナーという超長身のビッグサーバーがいましたが(今もいます。ゴメンナサイ)、サーブ以外のプレイの課題を克服せずに終わって(終わってません)いるように思います。

 

最近のオペルカは、ビッグサーブに加え、ネットプレイ、攻撃的なストロークを駆使して成果を上げています。研究していることが伺えます。

このままいけば、来年のウインブルドンの台風の目になる可能性があります。

 

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もうひとりはフランシス・ティアフォーです。

上の写真は、今日の全米4回戦で、不当たりになった自分のボールに息を吹きかけてネットを越そうと頑張っているところです。

これまでは、こういう余計なプレイ(失礼!しかし、こんなことをする余裕があるなら、次のプレイに意識を持っていくべきだ、と素人の私は思います)が目立ちましたが、今大会は全般的には戦術を感じさせるテニスをしていると思います。

 

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ティアフォーどうした? と思ったら、コーチスボックスにウエイン・フェレイラがいました。

ウエイン・フェレイラはピート・サンプラスと同い年。ということは、強豪が数多くいた時代。好選手のフェレイラは割を食いました。そういう選手って、コーチ向きですよね。

ポテンシャルはトップ10のティアフォー、来るかなあー

 

もちろん、今年21歳になるセバスチアン・コルダとかジェンソン・ブルックスビーは「速い」「旨い、じゃなくて上手い」「タフネス」を備えた期待のできる選手ですよ。

こうしてみると、アメリカンテニス!来そうですね。