エリック・ドルフィーの評伝本です。
帯は表紙の内側に挟んでありました。
初版時に購入しました。
以前書きましたが、3年前に蔵書をほとんど処分した時に残した10冊のうちの1冊です。
原作の部分で、ドルフイーの演奏・レコーディングのことが年代を追って記述されています。時に、著者の演奏評も入っています。
その評価と私の評価(完全に好き嫌い)が、必ずしも一致をしているわけではありません。
例えば、ジャズ愛聴盤で紹介した「イン・ヨーロッパ Vol.1」のハイフライの演奏。(ドルフィーのフルートとチャック・イスラエルのベースのデュオ)
著者は「全力を出し切った、魔力がかかったような本当に素晴らしい即興演奏であるし、同時に、二人の間の類まれなる連続性を保持してさえいる演奏であると言える」と言っています。
私は「フルート・ソロで聴きたかった」という感想です。
今後、印象が変わるのでしょうか?