JBL4412Aです。
4412AはもともとメインのJBLシステムの60㎐から80㎐を補強するために、パラレルにつないで、時々使用していました。
メインシステムのJBL130A用のアンプを、長年使ってきたラックスMQ68CからビクターPS-A2002(BTL接続モノラル400W)×2に換えたところ、低域の問題が一気に解決したため、メインシステムから4412Aを外すことにしました。
その後、4412Aは、本来の3ウェイモニターとして聴いていましたが、ふと思いついて、PEGASUSの3LZを核としたシステムと一対比較することにしました。
PEGASUS3LZです。
3LZ(同軸2ウェイ・純正LCネットワーク)にヤマハJA0506をコンデンサーでローカットしてつなぎ、低域はエレクトロボイスの15吋ウーファー(型番不明)をマルチアンプにより50Hz以下の低域を足しています。
どうも、私は、ゴテゴテとマルチウェイにしてしまいますねえ(笑)
ジャズを聴くためのシステムです。ただし、アヴァンギャルド系楽曲はメインのJBLで聴きますので、それ以外の、概ね1970年代までのジャズが対象です。
比較期間は2週間。
結果は、PEGASUSの方が私の好みでした。
4412Aはワイドレンジフラットで低域の量も力もあり、これだけ聴いている分には何の不満もありません。
しかし、PEGASUSを聴くと、私が聴くジャズの演奏者の息吹をより強く感じることができました。
ふたつのSPの、この差は何かと考えました。
素人の想像ですが、振動板の軽さで差が出たと感じます。PEGASUSは楽々と音が出てくるのがいいですね。
PEGASUSシステムは、中域がコンプレッション・ドライバー、高域がヤマハのホーン、ウーファーも軽量タイプのため、能率は95㏈以上ありそうです。エレボイのユニットも軽量タイプです。
一方、4412Aは、ウーファーもやや重めですが、スコーカーのコーン型ユニットが重そうです。ツイーターはチタンドームですが、あまり軽さは感じません。能率は89㏈です。
ジャズを聴くには軽量振動板という要素は外せないと思いました。入力信号に対する反応の良さがあると思います。
(クラシックでも基本的には同じだと思いますが)
今回の比較により、ジャズ用のサブシステムとしてはPEGASUSを残すことにしました。
4412Aの使途は別に考えることになります。
(続く)