現在は、オーディオ達人の方のいろいろなリスニングルームを雑誌やネットで拝見することができます。
凄いですね!! オーディオの別世界ですね。
ハイエンドルームの特徴は、
部屋面積が広いこと(高さもあるので容積も大きい)と、石井式リスニングルームの設計を取り入れている方が多いということです。
そんな情報を頭にインプットして出てきたのが、我が家に於ける「押入れの活用」でした。
オーディオルームの東側の側面です。八欧電機のSPが置いてあります。
三間(さんけん)の幅に、一間(いっけん)の押入れが二つ、半間(はんげん)の洋ダンス、あと半間は出窓式の書棚になっています。
狙いは押入れです。
押入れの戸を片方に寄せると、この東側側面に反射面と吸音面が出来ます。
それだけの話なので、石井式と言ったら怒られます(笑)
簡単に言えば、「部屋の作りが悪くて音がよじれるので、音波の流れを変えてみた」という訳です。
ともかく、押入れの戸を開けると、低域特性が明らかに素直になります。
ただし、押入れの中身が見えっ放しというのは、人に見せるわけではないとしても、あまりいいものではありませんね。そこで・・・
戸を寄せた後に、目隠しで「のれん」を吊るしました。
押入れの戸を開ける割合と、二つののれん(素材は白い方が麻、柄物の方が木綿)の位置は、1か月ほど調整してみて決めました。
この対策により、低域のディップは更に浅くなりました。
予想外だったのは、のれんが音像定位に相当な効果があったことです。
昔風に言えば、「ベールが一枚剥がれたような・・・」
気のせいかも知れませんが、一か月以上良い状態が続いています。
音楽だけでなく、人の声、歌手もMCも、リアルに定位しています。