好きで良く聴くジャズ奏者の一人がアンソニー・ブラクストンです。
以前、ジャズ愛聴盤3で、「Tradition」をご紹介しました。
「またアヴァンギャルドか!」「スノッブや!」というお声が聞こえてきます。
恐れ入ります。しばらくお付き合いください。
私が最初に聴いたアンソニー・ブラクストンのLPは「FOR ALTO」、
アルトサックスのソロアルバムです。
1968年後半から1969年前半の演奏。
オリジナルの楽曲はそれぞれ、本人由来の人々に捧げられています。
また写真がボケてますね・・
具体的には・・
Dedicated To マルチ・インストルメンタリスト ジャック・ゲル
作曲家 ジョン・ケージ
芸術家 マレー・ド・ピラース
ピアニスト セシル・テーラー
アンとピーター・アレン夫妻
スーザン・アクセルロッド
我が友ケニー・マッケニー
このLPは2枚組です。片面の演奏時間はやや短めではありますが、私は4面続けて聴きます。
いつも続けて聴きます。それが当たり前のことのように自然に聴いてしまいます。
この2枚組は、私には「組曲」のように聴こえます。
楽曲を捧げられた人は、アンソニー・ブラクストンの知人なのでしょう。
個人的には「Dedicated To Eric Dolphy」も演奏してほしかった!
聴きたかったなあ・・・ドルフィーとは面識がなかったのでしょうね。残念。