6月10日の拙ブログで「アメリカテニスの低迷」について触れました。
素人が偉そうなことを書いて申し訳ありません。
この時は、主にアメリカテニスのスタイル・戦術について、私見を述べました。
私は、「アメリカテニスの低迷」には、もう一つの大きな問題、日本が抱えているのと似た問題が絡んでいると思います。
それは、ひとことで言えばアメリカはメジャースポーツが多すぎることです。
日本はトップアスリートが野球に集まりがちだと、前回のブログで述べました。
アメリカは野球だけではありません。
ベースボールのほかに
バスケットボール
アイスホッケー
ゴルフ
等々、人気プロスポーツが目白押しです。
テニスは上記5大スポーツには入りません。
以前はそれでもピート・サンプラスやアンドレ・アガシといった才能あふれる選手がトップを飾りましたが、近頃の選手は、ヨーロッパ選手(トップアスリートたる)のテニススキルの伸びについて行けなくなりました。
5大プロスポーツとプロテニスの市場の大きさの違いがプロスポーツとしての魅力の差になっていると、私は思います。
技術・戦術よりも深刻な問題ではないでしょうか。
さて、テニス選手の収入はどのくらいなのでしょうか?
大雑把に言って、トップ100人のアスリートのうち、3~4人がテニス選手という感じです。男子の場合。
多いのか少ないのか、規模の大きさ(選手の多さ)からみると、メジャーリーグの1/10くらいと考えれば、特別少ない訳ではないと思います。
ただ、アメリカ人選手はいません。
テニス選手の特徴は、賞金よりもスポンサー契約料の方が多いところだと思います。
フェデラー・ナダルは賞金もスポンサー契約も多い、ジョコビッチは賞金の方が多い、
錦織と大坂はスポンサー契約料の方が圧倒的に多いです。日本の企業様様です。
プロスポーツは健全な社会でないと成立しないものだと思います。
・・・突然ですが・・・私たち人間は愚かな生き物ですね・・・
(続きます)