期待の若手選手たちです。年間№1候補の第2グループといえます。
前回の「年間№1は誰だ?」に、2022年№1カルロス・アルカラス(スペイン・20歳)の名前を上げませんでした。
私は、アルカラスの連続№1は簡単ではないと思っています。
理由のひとつは、対策を講じられつつあるということです。
アルカラスの超スピードストロークに対して、ペースを落としてカウンターを狙う戦術が、昨年後半から使われています。
もうひとつは、やや弱いサーブを狙われて、サービスキープ率を落としている。
ストローク戦に対する対応は、アルカラスも向上させると思われますが、サービス力を高めないと、ストローク戦に影響が出るのは必至だと思います。
アルカラスのサービス力不足・・・ファーストサーブの確率とコントロールの向上、及び、攻められないセカンドサーブの獲得が上積みされないと、レイトン・ヒューイットの二の舞になる可能性があると思います。
(ヒューイット(豪)= アルカラスの前の最年少№1プレイヤー。フェデラーに先駆けて№1になったが、以後は引退までフェデラーの後塵を拝すことに)
アルカラスのテニスは大好きです。
私の予想を裏切って頑張ってほしいですね。
次は、フェリックス・オジェ・アリアシム(カナダ・23歳)です。
昨年は、バックハンドとメンタルの向上が顕著でした。能力が2段くらい上がりました。
その向上を続けることができるか?
自分を信じ切ることができるか? ということでもあります。
2023年は真価を問われるシーズンになります!
性格良さそうなのが・・・アダになる可能性も。
そして、ホルガー・ルーネ(デンマーク・20歳)
2022年、一気にトップ10に来ました。アルカラスとガチに同年齢。
パリ室内では、アルカラス、ジョコビッチを破って優勝。
完成度の高さは抜群で、あとは「経験を積むだけ」というように見えます。
2023年は、体の強さ、メンタルの強さが試される年になると思います。
今年、一気に№1の可能性もあると私は感じています。
ところで・・・私は、結構、選手の好き嫌いがあるのですが、実はルーネはあまり・・・余計なことですね・・
理由は? そのうちに・・・
ヤニック・シナー(イタリア・22歳)
マイ・ファイヴァリット・プレイヤーの一人ですが、体の故障が多いのが心配です。
もう一人、まだランキングは90位台ですが、ベン・シェルトン(アメリカ・21歳)にも注目しています。
カレッジテニス出身のため、やや「遅れて来た選手」ですが、すでにシンシナティでソネゴとルードの二人の上位ランカーに勝利しています。
この選手、193cmの左利きという超ステディな特質を持っています。
実は動画を見たことがないので、ビッグ・ナダルなのか、ビッグ・シャポバロフなのか良くわかりません。
本人は「俺はベン・シェルトンだ」と言うでしょうね(笑)
まずは、「厄介!!な存在」になれば面白いですね。
みんな、ワクワクする若手たちです。
次回は、期待されるも・・今ひとつ・・の選手についてです。