特集・日本のジャズ
2023年最初の放送は、近年ますます旺盛に活動しているベテラン・ギタリスト、 中牟礼貞則さんをゲストにお迎えしてお届けします。
楽曲
- 「Air Mail Special」
Benny Goodman and his Sextet、Charlie Christian
(3分21秒)
<ソニーミュージック SICP-241~4>
「Feather Bed」
千葉勲、中牟礼貞則、徳山陽、稲葉国光、宮川洋一
(5分37秒)
<Rittor Music RMG-2229>
「Stella By Starlight」
中牟礼貞則、Lee Konitz
(8分14秒)
<Rittor Music RMG-2229>
「Russo」
前田憲男、中牟礼貞則、金井英人、猪俣猛
(3分31秒)
<KING KICJ196>
「If I Were a Bell」
中牟礼貞則、日野皓正、稲葉国光、山崎弘
(12分30秒)
<ソニーミュージック MHCP-10023>
「Beautiful Love」
中牟礼貞則、細川正道、鈴木孝廣
(5分10秒)
<Victor SJX-20171>
「In A Stream」
中牟礼貞則、大口純一郎
(4分49秒)
<Studio TLive Records STLR-024>
「Pannonica」
中牟礼貞則、田辺充邦、浅利史花
(9分17秒)
<HD-Impression HDI-80023>
「Time Remembered」
中牟礼貞則
(6分52秒)
~CR504~
「空が映えた 2022年11月18日水曜日」
中牟礼貞則、大友良英
(5分47秒)
~CR504~
「Here's That Rainy Day」
中牟礼貞則、石井智大ストリングスカルテット、金澤英明
(2分58秒)
<Studio TLive Records STLR-024>
素晴らしい放送内容でした。
体に沁みこむ音楽です。そして言葉です。
今年90歳を迎えられるとのこと。今でも、ギターとアンプは自分で運ぶと仰っていました。
「言葉」の中に、こんな件がありました。
「高柳が”ようよう”と言ってくるんだ。金を貸せってことだよ。私は働いていたけど、彼は働いていなかったからね」
「銀パリでのセッションは、夢中でジャズをやれるということなんだ。帰ったら商業音楽をやらなければならないからね」
中牟礼さんが「働いていた」というのは、スタジオの仕事やポップスの仕事のことです。高柳さんは生活の糧のための演奏はしていなかった、ということです。
私が、ジャズに惹かれるのは、この感じ(働かないことでなく、銀パリセッションの存在の方)なんです。
商業音楽活動は否定しませんよ。
中島みゆきが大好きです。ソファーのマットにしてほしいくらいです・・?
話を元に戻して、
ジャズは創造性の高い音楽だと思います。ミュージシャンにとって。また、リスナーにとっても。
創造性は現実世界との齟齬を生みます。そのアヴァンギャルドな在り様が魅力です。私にとっては。
番組中に、「ジョジョ」というギタリストの名前が出てきます。
ジョナサン・ジョースターのことではありません。
高柳昌行さんのことです。
カッコいいですねえ!
拙ブログでも、僭越ながら、以前書かせてもらいました、
「高柳昌行 汎音楽論集」・・ブログ内検索でどうぞ。
この番組、聴き逃し配信で、再生装置を替えて3回聴きました。