ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

極夜行 角幡唯介  探検を疑似体験する

 探検家角幡唯介さんの北極圏極夜紀行のドキュメンタリーです。

 

 

探検家と対極の生活をしてきた私が、自然に手に取る本ではありません。

愛読ブログ「沖縄で島猫と遊ぶ日々」のcatpower さんの記事で知った本です。

 

北極圏の、太陽不在の真っ暗闇の世界を旅し、闇の後の太陽の日の出を体験する、という探検です。

 

数々のキーワード

 

探検・冒険

今回の極夜行の準備期間(4年)

準備(地理の探索、食料・燃料の備蓄を旅行する要所に置くこと)

闇・極夜

イヌイット 毛綿鴨(アイダーダック)

橇(ソリ)

海象(セイウチ)海豹(アザラシ)

狐・兎・麝香牛(ジャコウウシ)

星座

月・太陽

白熊

犬(40㎏)

狼(50㎏)

闇と光

誕生 

 

等について疑似体験できました。軽々には言えませんが、学びました。

上記のどれもが心に響いてきました。

特に、犬と狼の下りは、犬派の私に響きました。涙が出ました。

 

本著は2018年発刊、作家さん42歳。極夜行は40~41歳の年。

著者曰く「この極夜行は人生二度目の(真の)探検

 

一度目の探検(ツアンボー探検)を書いた「空白の五マイル」を読まない訳にはいきませんね。