「ドームツイーターが音場再生に有利らしい」
拙宅のシーメンスシステムの最高域はリボン型を使っていて、高域の抜けの良さには満足しています。
一方、システム全体として、もう少しだけ上方への音場が欲しい、とも、思っていました。
そこへ、Myuさんの実験記事です。
これは、ドームツイターを試してみるしかありませんね。
拙宅にあるドームツイーターはひとつだけ。
ビクターのドルチェに使われていたものだと思います。
入手経路は・・・ボロトレーンさんからもらいました・・タダです。
シーメンスの10㎝ツイーターにコンデンサーを介してパラレルに接続しました。
容量は1.22μFです。ビクターは今までのリボン型より高能率ですので、値を少し小さくしました。
システムとしての試聴です。
音場・・・横と前後はそのままに高さが増えました。
今までは、ツイーターの位置の少し上くらいまででした。
ドームツイーターに換装後は、音場が鴨居の高さに向かって拡がっていきます。余韻は更に上まで。
非常に嬉しいです。
ドーム型は、正面から見て360度の指向性が均等であるからでしょうか?
私の場合ですが、ジャズを聴く時は、音像の立体感が重要で、録音現場の音場はあまり聴いていません。楽器の響きは聴きますが、空間の響きはあまり聴いていないと云うことです。
クラシックに於いては、音場は必須ですね。ハーモニーは音場とともにあります。
そういう意味で、私はジャズ再生とクラシック再生は別々のシステムにしています。私の場合はですよ。
あまり使っていなかったドームツイーターの経年特性変化と、コンデンサーの容量の適正値を見つけることが、これからの愉しみです。
最後に、リボンツイーターの名誉のために一言。
倍音域の伸びはさすがです。バイオリンE線のハーモニクスが素晴らしいことは言うまでもありません。