ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

オーディオ備忘録 86 シーメンス・システム 久々のブラッシュアップ その2

「ドームツイーターが音場再生に有利らしい」

 

拙宅のシーメンスシステムの最高域はリボン型を使っていて、高域の抜けの良さには満足しています。

一方、システム全体として、もう少しだけ上方への音場が欲しい、とも、思っていました。

 

そこへ、Myuさんの実験記事です。

これは、ドームツイターを試してみるしかありませんね。

 

 

拙宅にあるドームツイーターはひとつだけ。

ビクターのドルチェに使われていたものだと思います。

入手経路は・・・ボロトレーンさんからもらいました・・タダです。

 

 

シーメンスの10㎝ツイーターにコンデンサーを介してパラレルに接続しました。

容量は1.22μFです。ビクターは今までのリボン型より高能率ですので、値を少し小さくしました。

 

システムとしての試聴です。

 

 

音場・・・横と前後はそのままに高さが増えました。

今までは、ツイーターの位置の少し上くらいまででした。

ドームツイーターに換装後は、音場が鴨居の高さに向かって拡がっていきます。余韻は更に上まで。

 

非常に嬉しいです。

ドーム型は、正面から見て360度の指向性が均等であるからでしょうか?

 

私の場合ですが、ジャズを聴く時は、音像の立体感が重要で、録音現場の音場はあまり聴いていません。楽器の響きは聴きますが、空間の響きはあまり聴いていないと云うことです。

クラシックに於いては、音場は必須ですね。ハーモニーは音場とともにあります。

そういう意味で、私はジャズ再生とクラシック再生は別々のシステムにしています。私の場合はですよ。

 

あまり使っていなかったドームツイーターの経年特性変化と、コンデンサーの容量の適正値を見つけることが、これからの愉しみです。

 

最後に、リボンツイーターの名誉のために一言。

倍音域の伸びはさすがです。バイオリンE線のハーモニクスが素晴らしいことは言うまでもありません。