(この記事91の前に、92をアップしてしまいました。91と92を続けてご覧ください)
大きめのバスレフボックスに収まったJBL130A
どんなアンプで駆動してきたかを書きます。ただ、40~50年前のことになると、歳のせいで記憶があいまいです(笑)
45年前にボックスを自作した頃に持っていたアンプは、確か・・パイオニアのSA‐8900Ⅱだったと思います。
定格出力80W×2、左右独立電源・・・
アンプも新調する予定でしたが、とりあえずSA8900Ⅱで鳴らしてみると・・
音の線が細い・・・
私のことですから、先入観満載の評価だったかも知れません。
新調したアンプは
プリは オンキョーP-306 これはすぐ決まりました。そう、長岡鉄男さん推奨のアンプでした。
パワーアンプは 外国産は価格とメンテナンスを考えてすべて除外。
国産の石のアンプも評判の高いものはいろいろありましたが・・・
私は、130AはDF(ダンピングファクター)の低いアンプでないと低音が出ない、と考えました。
選んだアンプは ラックスのMQ68C
このアンプはオーバーダンピング気味の130Aの手綱を緩めて、程よい低音を再生してくれました。
ただ、問題が一つ出ました。
当時新譜だった、グレイト・ジャズ・トリオのアット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガードの再生です。
トニー・ウイリアムスの叩く24吋のバスドラを”気分良く”再生すると、MQ68Cの出力管50CA10が火を噴くのです。たぶん、過電流になってしまうのです。
このバスドラだけ我慢すれば良いわけですが・・・
何か月後か、何年後か忘れましたが、あるオーディオ店のショウケースの中にある中古アンプに目が留まりました。
ヤマハのV-FETアンプ・B-1です。
これならいける!!とういう直感で購入です。
これは正解でした。
LCネットワークのコイルの抵抗をものともしない駆動力。
トニー・ウイリアムスのバスドラを思う存分に鳴らしても破綻しません。
オーディオ友達が拙宅でJBLを聴いた後、「うちにも来て」と伺った友人宅で鳴らしたヤマハ1000M・・・
早々にスイッチを落とすことになったくらいに、アタック音の差がありました。
1000Mが悪いわけではなく、再生装置にも得手不得手があるということです。
このあと、B‐1のご臨終、仕事時代(オーディオ閑散期)を経て、退職・マルチアンプへ・・・マルチアンプ編 へ続きます。