今年の大谷翔平選手、七色の投球ですね。
ダルビッシュ有投手のいい時の凄みを思い起こさせます。
ジャズ用セカンドシステムのウーファーは、筒状のエンクロージャに入れて、上向きに音出しをしています。
コンプレッションドライバーの下がヤマハ30㎝ウーファーです。
筒状のエンクロージャは、二重の絨毯の間にアルミ箔を挟んだ構造になっています。
上向きに音を出すメリットは何でしょうか?
地球を背面のマスとして利用でき、低音の強化につながる。
床面をバッフルとして利用でき、これも低音の量の増加につながる。
コンサート(クラシック)と似た無指向性的な広がりが得られる。
天井、左右の及び後ろの壁からの反射音の増加により、エンクロージャからの音離れが向上する。
デメリットもあります。
音が前に飛んでくることが後退する。これは、ジャズでは不利になる場合が多いと思います。
先のジャズ用セカンドシステムでは中・高音にホーン型を使うことで補っています。
それと、後ろの壁(ガラスサッシの掃き出しの窓)から近いところに置くことで、音場が後ろに行きすぎないようにしています。
本来、無指向性システムはクラシック用途に向いている方式だと思います。
これまでも、16㎝コアキシャルと30㎝コアキシャルで挑戦しました。
音場的には、大きな可能性を感じたものの、ユニットの質がクラシック再生に必要な肌理の細かさに欠けていたため、短期間で使用を終了していました。
今回、改めて挑戦です。
SIEMENS(シーメンス)の4~5ウェイシステムでクラシック音楽用の広大な音場を確保できたため、それに負けない音場を目指して、無指向性システムを試みました。
今回使うユニットはVifaの9㎝フルレンジ+リボンツイーターです。
艶やかな弦の再生、さわやかな倍音の伸びは確認済みです。
ナチュラルな音場が展開するように、Vifaシステムの位置を動かして、探ります。
さて出音はいかに?