庭隅菜園で採れたブロッコリーです。
どんなボクサーが強いのか?
ボクサーの特徴・・技術・持ち味・・を表す言葉
パンチの強さ
パンチの正確さ
パンチのスピード
パンチの多彩さ
ブロック力
パンチをかわす眼力
スタミナ
戦術
打たれ強さ
ジョー小泉さん、こんなところでいいですか?
このような要素の応酬が試合です。
そして、自分が効かされる以上に相手を効かすことができれば勝利が近づきます。
パンチ力で勝つこともあれば、スピードと手数で圧倒することもあるでしょう。
試合は二人の選手の能力しだい・・相対的なものです。
そんな中で、私が、案外重要だと思っているのは、「打たれ強さ」です。
レベルが上がれば、パンチをもらわないということはありません。相打ちも増えます。
その時に、「打たれ強さ」が大きな武器になります。
ボクシングの長期チャンピオンたちは、皆、打たれ強さを持っているように感じます。
逆に、打たれ弱い選手は、チャンピオンであっても、負けてから復活するのは相当困難です。
ダメージは溜まっていくものですから。
「打たれ強さ」の敵は、ダメージの蓄積です。
多くの試合を重ねれば、ダメージも溜まります。
強いチャンピオンの長期政権が終わるのも、打たれ強さのレベルが落ちて、相打ちで効かされ、スピードも落ちて負ける、という場合が多いと思います。
最も理想に近いボクサー
フロイド・メイウエザー・ジュニア 1977年生
50戦全勝(27KO)5階級制覇
私の知る限り、メイウエザーが効果的なパンチを食らったのは、シェーン・モズリーのワン・ツーとマニー・パッキャオの右フックだけだと思います。
そのあとの攻撃を防いだクリンチワークも秀逸でしたが、打たれ強かったことは間違いありません。
誰よりも練習し、技術を獲得し、なおかつ打たれ強い。
無敗で引退、エキシビションマッチで今も稼ぐ、比肩する者のいないボクサーです。
メイウエザーに近い現役ボクサーが何人かいます。
ウエルター級のテレンス・クロフォード 1987年生
40戦全勝(31KO)3階級制覇 スーパーライトとウエルターの2階級で
4団体統一
ライト級のジャーボンテイ・デービス 1994年生
29戦全勝(27KO)。フェザーからライトの3階級制覇。驚異的な瞬発力と強打の倒し屋。
そして、我らが井上尚弥です。 1993年生 26戦全勝(23KO)
ただ、この3人にしてもなお、メイウエザーの何倍も被弾しています。
試合数も重ねた今後、この3人がどういうファイトを見せていくのか、心配が尽きません。
これまで、プロボクサーのパンチドランカーを何人か見てきました。
ボクサーの皆さん、兆候があったらボクシングやめてくださいね。
ファンは選手の健康を、何より願っています。