梅が咲きました。古木です。
ボクシングにおける、「打たれ強い、弱い」の要因は、素人の私には解りません。
ただ、打たれ弱かったチャンピオンを思い起こすと、身体的な特徴が見えてきます。
長身痩躯、首が長い、という特徴です。
首が長いということは、相対的に首が細い場合が多いですね。
すぐ思い起こすのは次の3選手です。みなさん、強いチャンピオンでした。
ディエゴ・コラレス 1977年-2007年(バイク交通事故死)
179㎝のスーパーフェザー級・ライト級チャンピオンチャンピオンです。
33戦全勝で対戦したフロイド・メイウエザーに5度のダウンを喫して敗れてからの戦績が7勝5敗と低迷。明らかにダウンが増えていきました。
ポール・ウイリアムス 1981年生
185㎝(リーチがなんと205㎝)のウエルター級・スーパーウエルター級のチャンピオン。
でかくて、速くて、パンチが強い。この選手は凄いチャンピオンになるとの予感がありました。
しかしミドル級に挑戦して、テンプルに強烈なカウンターを受け、2回KOで敗れてからは明らかに打たれ脆い選手になりました。
バイクの交通事故で引退。
デオンテイ・ワイルダー 1985年生
201㎝ 超ハードパンチャーのヘビー級チャンピオン。
タイソン・フューリーとダウンの応酬の一戦(引き分け)以降、ダメージの蓄積を感じさせる兆候である不安定なフットワークの試合が続いている。
ワイルダーのファンとしては、もう引退してほしいと思いますが、試合をすれば何十億円の収入になるという・・・
首の細いボクサーはパンチの衝撃の後遺症・・ダメージが残りやすい、と言えるのではないでしょうか。
と、ここまで書いてきて、もうひとつ重要なことに気が付きました。
上記のボクサーに共通しているのは、ハードパンチャーのファイターであることです。
「相打ち」で倒してきていたのが、徐々に「相打ち負け」するようになっていく側面もあったのでは?
そうさせていったのは、激しいファイトによるダメージの蓄積だと思います。
さて、中谷潤人 1998年生
フライ級、スーパーフライ級を全勝で制したチャンピオン。
今月24日バンタム級に挑戦の予定。今度の土曜日です。
172㎝の長身サウスポーで、素晴らしい才能の持ち主だと感じます。
首が長く見える体躯は、階級を上げていくとどうなるのか?
素人が心配するまでもなく、充分鍛えていると思います。
でも、チン(あご)とテンプル(こめかみ)にはもらわないでね!