ピッチャーライナーをキャッチした山本投手
大谷選手が投手の時に、ピッチャー返しだけはよけてくれ、と、いつも思っています。
他の投手も同じです。
山本投手は、危機一発でした。
硬式野球の最も危険な場面だと思います。
私事で恐縮ですが、若い頃入っていた軟式野球リーグでは、ヘルメットはなし、首から上にあてるとデッドボールでしたが、それ以外の体に当たったボールは単なる「ボール」というルールでした。
軟式のボールの危険度はその程度のものです。
硬式球は凶器です。
投手の投げる球も危険ですが、打球はさらにアブナイです。
多分、投手の投げる球はベース上で少しスピードが落ちていますが、打球の場合、投手の位置ではほとんどスピードは落ちていない筈です。
山本投手を襲った打球は時速168km。
投球でこのスピードは年に1~2回あるくらいです。MLB全体でですよ。
打球はどうでしょうか。
168kmは速いですが、特別速い打球ではありません。
大谷選手は、今シーズン、170km後半から190km超を10回ほど出しています。
そう、打者より投手の方が危険に晒されているのです。
大谷選手が190kmのピッチャー返しをしたときに、大惨事にならないことをこころから願います。
ただ、いい投手と相対するときは、ピッチャー返しに徹することもあるんです・・・
選手の皆さんに幸あれ と心から思います。
・・・
近い将来、投手はキャッチャーマスクのような、フルフェースのマスクを被るようになるかも知れませんね。
追伸 昔ロッテ・オリオンズにもいたフリオ・フランコが、メジャーに帰った後、投手の頭部にライナーを当てて、頭を抱えてしゃがみこんだ画像(フランコの)がありましたね・・・知らない? 興味ないですか? イチローさんもよく知っている選手なんですけど・・・