ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

オーディオ備忘録 27 シーメンスの導入

10年位前のことです。

JBLの他に、別のスピーカーが聴きたくなり、オークションでシーメンスの8インチフルレンジ22Cを入手したことがあります。

 

JBLのコンプレッション・ドライバーのような切れ味に驚きました。

問題は3~4KHzのピークです。私には刺激的過ぎました。

 

いまならマルチアンプで対処もできたでしょうが、当時はマルチアンプは現実的でなく、LCネットワークしか選択肢がありませんでした。

フルレンジの細い径のボイスコイルにLを入れることはしたくなかったので、やむなくオークションの彼方へと旅立ちました。

ただ、もう少し鳴らしこんだらどうだったのか?と今では思います。

 

マルチアンプで再挑戦へ!

今回オークションで落札したのはサブコーンのない、シングルコーンの8インチ・17eです。

 

f:id:ranmarubell:20211019092107j:plain

 

このユニットをどこに使うか?

私はやや大きめの音量で聴きますので、8インチフルレンジ1本では音量が足りません。

 

f:id:ranmarubell:20211019092240j:plain

 

こちらはクラシック4ウェイ(時々、後ろのスーパーウーファーを加えて5ウェイ)ですが、ミッドバスがヤマハの8インチです。

ヤマハは素直な音です。ここをシーメンス17eに換装しました。

 

f:id:ranmarubell:20211019092838j:plain

 

ドイツ(旧西ドイツ)のオーケストラの音がする、ような気がします。

 

受け持ち帯域は250Hz~2KHz。下を125Hzにすると、やや低音が薄くなり、上を4KHzにすると3~4KHzが耳に付きます。

この3~4KHzはシーメンスの特徴なのか、私の耳がこの帯域に対して弱いのかは分かりません。

 

シーメンスのフルレンジは高域を落とさないで使用している方が多いようですので、これは私の個人的問題だと思います。

 

f:id:ranmarubell:20211019093619j:plain

 

高域用ツイーターシステム(Vifa9㎝+音工房Zリボン)とのつながりも良く、弦楽器が繊細に伸びていきます。

そして、広い音場の中に各楽器がしっかり定位します。この4ウェイシステムとしてベストの再生になりました。

 

この再生音に不満はないのですが・・・こうなると、気なりますね・・ツイーターをシーメンスの4インチにしたらどんな風になるのだろう・・・?

 

ということで、6Ruf-LSP-28aを落札することになりました。

続きは後日・・・

 

 

 

 

植草甚一 ジャズの前衛と黒人たち その2

JJおじさんこと植草甚一さんの「ジャズの前衛と黒人たち」、半世紀ぶりに読み直しました。

自分の本は行方不明のため、図書館から借りました。

 

覚えているところと覚えていないところがありますね。というより、理解するような読み方をしたところと、そうでないところがある、というほうが正しいかな?

 

この本は、今後も読み返すことになりそうなので再購入することにしました。

オークションで600円(送料520円)

図書館の所蔵本よりずっときれいです。図書館の本はカバーがないのはいいとしても、触ると印字が消えるんじゃないかと思うほどの風化ぶりでした。

 

f:id:ranmarubell:20211018231913j:plain

(帯は表紙の内側に入れました)

 

f:id:ranmarubell:20211018232055j:plain

 

meさんは購入された方でしょうか?

S45.10.30は購入日でしょうね。

 

昭和45年は1970年、私がかって購入した時期も1970年頃です。

同世代の方である可能性があります。お元気でしょうかねえ。

 

私は3年前に、ある事情があって蔵書をほとんど処分しました。膨大ではありませんが小市民的な量はありました。

何冊や! と聞かれても・・少ない量と多い量の間くらいです・・書棚の数でいうと・・・言わぬが花ですね(笑)

 

その時残した本は約10冊。その後、これらの本は結構手にしています。

ここ3年間で購入したのが、今回を含めて10冊くらい。

今、たった20冊しか持っていない!!

 

手放なさなければ良かった!と思う本が無い訳ではありませんが、私が読むような本は、大体図書館にありますから問題ありません。

 

 

 

オーディオ備忘録 26 ペガサス+ヤマハJA-0506

ジャズ用のセカンドシステムに使っているペガサス25cm同軸ユニット

 

f:id:ranmarubell:20211017214001j:plain

 

手軽に聴くことができます。

音出しまでの手順が少ない。アンプのスイッチはプリアンプとパワーアンプの2個だけ。

ウーファーを加えても入れるスイッチは4個だけ。

 

メインのJBLはアンプのスイッチは9個です。

しかも、リレー回路無しのアンプが4台あり、スイッチを入れる順番を間違えるとちょっと危険。切る時も同じ。

 

そのペガサスシステムの上にあるツイーターの換装です。

現用の日立H-54Hは癖の少ないフラットな使いやすいユニットです。

 

更に魅力のある音にするために、

H-54Hから、ホーンツイーター・ヤマハJA-0506に換えました。

 

f:id:ranmarubell:20211017214232j:plain

 

このツイーターはバイオリンを艶やかに鳴らします。ホーンツイターとしては稀有な存在です。

以前はクラシック用途に使っていましたが、現在はリボンツイーターにその席を譲っています。

リボン型に対して、音色は遜色ありませんが、指向性で差をつけられます。

 

f:id:ranmarubell:20211017214343j:plain

f:id:ranmarubell:20211017214441j:plain

(端子は改造してあります)

 

同軸のペガサスシステムではジャズのボーカルやギターなどを聴くことが多くなります。

このJA-0506にしたことで、それらが、より艶やかになったと思います。

 

ちなみに、コンデンサーの容量は0.65μFです。

ジャズ・トゥナイト 狭間美帆 登場

少し前の10月2日

FM放送のジャズ・トゥナイトのゲストに狭間美帆が登場しました。

 

f:id:ranmarubell:20211015235611j:plain

 

2017年の東京ジャズでラジオデンマーク・ビッグバンドを指揮した狭間美帆の雄姿に、私は感激しました。

100年のジャズ史を描いた、堂々たる演奏、また、内田光子を思い起こさせる、堂々たる立ち振る舞い。

(塩野七海さんが見ても感激してくれたと思う)

 

その狭間美帆がラジオデンマーク・ビッグバンドの首席指揮者に就任したとのこと。

このことが、どれだけ日本人として嬉しいことか、たくさんの拍手を贈りたい。

 

ノーベル賞の授賞者、イチローや松井、大谷のメジャーリーガー、テニスの錦織・大坂等々、称えられるべき人は大勢います。

また、音楽界では、ベルリンフィルコンマス樫本大進もいます。

 

こういう人たちの話をもっともっと聞きたいですね。

 

「人種はない、個人差があるだけだ」といって人種を否定した本を書いた人もいます。

私は、人種も民族も国も個人も、みんなありだと思います。

違いを認識せずして何の理解か!でしょう。

 

突然の展開のように見えますね(笑)

ただ・・そのうち、この人がどこの人で男なのか女なのか、何もかもわからなくなり、

 人間の社会が動物以下の社会になってしまうのではないか、と危惧しているだけです。

 

 

 

ジャズ愛聴盤 15 テッド・カーソン 「Plenty Of Horn」 with ドルフィー   

TED CURSON 初リーダーアルバム 「プレンティ・オブ・ホーン」

録音 1961年4月

f:id:ranmarubell:20211010222607j:plain

f:id:ranmarubell:20211010222709j:plain

 

カーソンのトランペット(ピッコロ・トランペット)にテナーサックスとリズム陣のクインテットを核として、ドルフィーとドラムの二人が交代で加わるというセッションになっています。

メンバーは全員T・カーソンと面識のあるプレイヤー。

 

ミンガス・グループでカーソンと同僚のドルフィーの参加は2曲、A-3とBー2で、楽器はいずれもフルートです。

 

ドルフィーがカーソンのトランペットに、ユニゾンしながらハーモニーをつけて絡んでいく・・これが凄い・・

 

絶品のデュエットであります。

 

アルバム全体の出来も手慣れた感はあるものの「一丁上がり」ではなく、リズム隊の好サポートもあり、芸術に不可欠な要素である創造性を感じさせるものになっています。

 

 

オーディオ備忘録 25 ACCUTONを聴く

ボロトレーン邸にてACCUTONを聴かせていだきました。

聴くのは初めてではありませんが、ユニットの扱いが変わりました。

f:id:ranmarubell:20211011223817j:plain

4343の箱の上に乗っているのがACCUTONの2ウェイです。

 

f:id:ranmarubell:20211011223859j:plain

15インチウーファーです。

 

ユニットはアルミブロックで支持しています。

しかもフレームでの支持ではありません。

ツイーターはアルミブロックで上下に挟んでいます。

f:id:ranmarubell:20211011223922j:plain

 

ワイドレンジ・スコーカーはマグネットをアルミブロックに固定です。

f:id:ranmarubell:20211011223945j:plain

 

私のように、木工と半田付けを少々の素人と違います。

ボロトレーンさんはホーンの製作や金属加工を自宅でやってしまいます。

 

音はピュアーです。ピュアー・ハイファイです。

ACCUTONはアンプや周辺機器にも気を使わなければならないユニットかもしれません。

ACCUTON使いで有名なMyuさんご使用の周辺機器は凄いです。尾篭な話ですが、お金もかかります。

 

車を20分走らせると、ACCUTONを聴かせていただける私は幸せです。

 

錦織 残念

インディアンウエルズ2回戦 D・エヴァンスに惜敗。

 

テニスのスピードが本調子ではありませんね。

錦織選手は日本の誇りです。待ってますよ。

 

今日はボクシングヘビー級のタイソン・フューリー対デオンティ・ワイルダーの第三戦がありました。

両者の矜持が感じられた一戦でした。

 

ワイルダーは引退してほしい。お疲れさまでした。

ボクシング番組では表現しない(触れない)と思いますが、”パンチ・ドランカー” 寸前だと思います。

 

スポーツ界として、健康管理は大切にしてほしい。

1試合何億円、何十億円にもなるでしょうが、健康あっての人生です。

その点はプロもアマも変わらないと思います。