10年位前のことです。
JBLの他に、別のスピーカーが聴きたくなり、オークションでシーメンスの8インチフルレンジ22Cを入手したことがあります。
JBLのコンプレッション・ドライバーのような切れ味に驚きました。
問題は3~4KHzのピークです。私には刺激的過ぎました。
いまならマルチアンプで対処もできたでしょうが、当時はマルチアンプは現実的でなく、LCネットワークしか選択肢がありませんでした。
フルレンジの細い径のボイスコイルにLを入れることはしたくなかったので、やむなくオークションの彼方へと旅立ちました。
ただ、もう少し鳴らしこんだらどうだったのか?と今では思います。
マルチアンプで再挑戦へ!
今回オークションで落札したのはサブコーンのない、シングルコーンの8インチ・17eです。
このユニットをどこに使うか?
私はやや大きめの音量で聴きますので、8インチフルレンジ1本では音量が足りません。
こちらはクラシック4ウェイ(時々、後ろのスーパーウーファーを加えて5ウェイ)ですが、ミッドバスがヤマハの8インチです。
ヤマハは素直な音です。ここをシーメンス17eに換装しました。
ドイツ(旧西ドイツ)のオーケストラの音がする、ような気がします。
受け持ち帯域は250Hz~2KHz。下を125Hzにすると、やや低音が薄くなり、上を4KHzにすると3~4KHzが耳に付きます。
この3~4KHzはシーメンスの特徴なのか、私の耳がこの帯域に対して弱いのかは分かりません。
シーメンスのフルレンジは高域を落とさないで使用している方が多いようですので、これは私の個人的問題だと思います。
高域用ツイーターシステム(Vifa9㎝+音工房Zリボン)とのつながりも良く、弦楽器が繊細に伸びていきます。
そして、広い音場の中に各楽器がしっかり定位します。この4ウェイシステムとしてベストの再生になりました。
この再生音に不満はないのですが・・・こうなると、気なりますね・・ツイーターをシーメンスの4インチにしたらどんな風になるのだろう・・・?
ということで、6Ruf-LSP-28aを落札することになりました。
続きは後日・・・