前回からの野球ネタつながりです。
紅林弘太郎選手と同期の佐々木朗希投手(現ロッテ)の登板回避問題について
(2年前のことですが)
佐々木投手が高校3年時の夏、岩手県大会の決勝戦で、同校の國保陽平監督が「故障予防のため」という理由で、決勝戦に佐々木の出場させなかったことをめぐる問題です。
野球ファンはよくご存じの出来事です。
この問題については賛否両論あり、
監督の決断を支持しない派 金田 張本 甲子園有名校監督複数 他
監督の決断を支持する派 ダルビッシュ有 桑田真澄 長友佑都 前園真聖 他
(以上Wikipediaから)
私は、回避熱烈支持派です。
不支持の人たちは、「甲子園は聖地だ」「みんなが3年間目指してやってきたんだ」果ては「監督とエースだけのチームではない」「もう駄目だと思ったところから成長するんだ」等々、訳の分からない理由(私には)を仰っていました。
要するに、自分のやってきたことを反省(本当にこれで良かったのかと検証すること)することのできない人達なんだなと思います。
まず、「佐々木朗希選手のフィジカルとメンタルを一番良く知っている國保監督の決断を冷静に受け止めて考えてみよう」と、何故思わないのでしょう。
高校生という成長期に精神論的に連投し、甲子園に何回も出て頑張って、それをマスコミは美談仕立てして・・・
高校生投手の体は必要以上に傷んでいると思います。
甲子園で何回も投げている投手は特にそうなっていると思います。
まさか、「故障でつぶれる選手は、しょせんその程度のものなんだよ」なんて言わないですよね?
奥川投手(ヤクルト)も確か、プロ入り後、故障が見つかっていますよね。
今シーズンの奥川起用法は登板間隔10日です。高津監督に拍手を送りたいです。
日本シリーズ第6戦に奥川を使わなかったことも含めて。
高校生離れしたタフな選手、連投をして結果を出す選手、例えば松阪みたいな選手もいます。
しかしですね、あの甲子園の投球がなければ、松坂はプロでもっともっといい成績を残したかもね、と私は考えてしまいます。
ただ、松坂はプロ入り後も酷使されましたね。何か理由があったのか・・・メジャーに行く前にたくさん働いてもらおうと思ったのか?
今年の大谷翔平選手、シーズン最終戦に、10勝目をかけて登板するチャンスはありました。しかし、登板回避しましたね。私は支持しますよ。
回避には、合理的な理由があった筈です。
最後に・・生身で硬球を150Km、160Kmのスピードで投げるということは、尋常ではありません。高い負荷がかかっています。
もう少し選手、特に若い投手を守る意識があってもいいのではないでしょうか。