私のクラシック音楽の楽しみ方はFM放送が中心です。
LPやCDのパッケージメディアはそれなりに持っていて聴きますし、地元の音楽館で生演奏に接することも割と(方言?)あります。
が、一番聴く時間が多いのも、楽しみしているのも、FM放送です。
NHK・FM放送のいくつかの番組を毎週楽しみしています。
特に、国内外の、現在行われているコンサートを聴くことが大好きです。
例えば、夕食後、19時半からのベスト・オブ・クラシックを聴くということは・・・
プチ・オーディオ・ルームが母屋の隣なので、30秒間外を歩いてコンサートホールに行くような感じです。
安上りですね(笑)
本題です。
最近、交響曲や組曲、協奏曲などのオーケストレーションは変わってきているのでは?と感じています。
先月、FM放送(ベスト・オブ・クラシック)で、ファビオ・ルイージ指揮のN響を聴きました。
1曲目は遅刻して?聴きそびれましたがパガニーニのバイオリン協奏曲第1番でした。
すでに名演奏がいくつも記録されている名曲です。
聴いていて驚きました。
オーケストラが聴いたことのないバランスで響いています。特に中低域部の歌いっぷり(抽象的な表現で恐縮ですが、言葉にするとこんな風になってしまいます)が素晴らしい。
2年前にキリル・ペトレンコ+ベルリン・フィルの第5番をBSで聴いたときは、そのダイナミズムの新鮮さに驚きましたが、ファビオ・ルイージ+N響も同等の衝撃でした。
来年、NHK交響楽団の次期首席指揮者に就任予定のファビオ・ルイージ
シャルル・デュトワ以来の期待感! 今後が楽しみですね。
この日の演奏ならオーケストレーションの編曲は要らないと思いました。
(以前、名曲でもオーケストレーションの編曲はもっとした方がいいなんて、素人的暴言をしていました)
この日のコンサートはNHKテレビの「クラシック音楽館」でも放送があります。
聴き逃したパガニーニがどう演奏されているかも楽しみです。