某オークションで、テクニクスSB-65Sを見つけました。
(写真はオーディオの足跡より)
内蔵のユニットは、丸いデュフューザー付きの20cmダブルコーンで、古くは「げんこつ」と呼ばれていたタイプです。
このげんこつは何種類かありました。
1977年発売のSB-65S内蔵のげんこつはマグネットがフェライトです。
このユニット、単売はされていないと思います。
これは同時代の単売ユニット。アルニコマグネット。真ん中のデュフューザーが愛称の由来。(写真はオーディオの足跡より)
オークションには、他にも2点、SB-65Sが出品されていました。
私の入札基準は、出品者情報が一番重要で、次が商品の説明、3番目が価格です。
つい、ポチしてしまいました。
今回は、入札者が私一人、送料も格安で、かなりお得に落札することができました。
出品者さんに感謝です。
大昔ともいえる1960~70年代は、ダイヤトーンのP610とパイオニアのPE16のいわゆるロクハンがオーディオ入門ユニットの定番でした。
価格は1500円くらいだったと思います。
一方、げんこつはひと回り大きい20cmで、価格は数倍。
P610とPE16はBTS規格(のものもある)という理由からか、人気商品でした。
私も当時使っていましたが、欲しい音ではありませんでした。
その後、サンスイ‐JBLのSP-LE8Tを聴いて、「音楽を聴くには口径20cm以上だなあ」と単純に思いました。
(この感覚は、それほど外れてはいないと思います)
実は、昼寝用に9㎝ユニットや77㎜ユニットを使っています。
ただ、BGMとしての使用であり、音楽鑑賞用ではありません。
そんなときに、数十年前のスピーカー、テクニクス・フェライトゲンコツ! に遭遇
JBLシステムの前に置きました。
とりあえず、ほぼ直置き。
前端がカーペットにかかっている分だけ上方角度がついてます。
ファーストインプレッションは、
平凡ですが・・・「クセのない音」 実際、F特もなだらかだと思います。
どんな使い方になりますか。
いろいろ聴いてみます。