ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

オーディオ備忘録 50  8インチフルレンジの考察

クラシック4ウェイのシーメンス17eを22aに換装しました。

 

f:id:ranmarubell:20220321171041j:plain

 

周波数特性的に、22aは4K㎐近辺に盛り上がりがあります。

信号音を入力し、SPから出る音を自分の耳で判断するという原始的な測定ですが。

 

また、22cも17eも程度の差こそあれ、同じ4K㎐辺りが盛り上がっています。

 

思い出しました。

他のメーカーの8インチユニット、JBLのLE8Tやアルテックの409Bも高域に特徴がありました。古い記憶をたどっての想像ですが、恐らく4~6K㎐近辺だと思います。

 

考察です。

大した実験もしてませんが”考察”です。

 

この周波数上の特徴は、8インチユニット1本だけで聴くためのもの、ではないのか?

 

楽器の基音の上限が4~6K㎐のようです。

シンバルとバイオリンの特徴的な高音部の基音も2~6K㎐にあります。その上の倍音域の音量が小さくても、この4~6K㎐を強調することにより耳の満足度は上がるということではないでしょうか。

 

やや大音量派の私には、22cは喧し過ぎました。

 

このタイプのユニットは、本来、フルレンジ1本で、小音量から中音量で音楽を聴くためのもの。

そういえば、LE8Tにツイーターを足している人はあまりいませんでした、というより私の知っている限りではゼロでした。

 

そんなの常識だぜ! ですね

 

17eはマルチアンプでクロスオーバーを2K㎐にとって、4K㎐のピークから逃れ、4ウェイの中のワンユニットとしてうまくいきました。

ジャーマン・ヴィンテージの味をマルチウェイに取り込みたいという私の目的に、今回入手した22aは応えてくれるのでしょうか?

 

前述したとおり、クラシック用4ウェイでは、17eが250㎐~2K㎐を受け持って大変うまくいきました。

これで充分と思っていたところに22aの登場です。

 

17eから22aへの換装は功を奏するでしょうか?

 

試聴・調整は続きます。