ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

オーディオ備忘録 57 部屋の定在波対策 

リスニングルームの定在波対策についてです。

 

定在波についての難しい理屈は、自分が理解できないので飛ばします。

 

定在波の罪は次の2点だと思います。

①低域に無視できないディップを生むこと 

②定位を不明瞭にすること

 

定在波の罪が醸成される環境はリスニングルームの広さに左右されると感じます。

経験的にですが・・・

6畳間以下・・・直接音が多いので定在波を気にする暇がない。

15畳間条以上・・・定在波の出方が緩やか。

 

どうも、日本間式にいう、8畳間・10畳間・12畳間が定在波の罪に見舞われやすいようです。

 

拙宅は問題の出やすい12畳間です。

JBLを置いてある南側の壁

 

シーメンステクニクスを置いてある北側の壁

 

また、西側にはペガサス、東側には八欧電機を置いています。

 

この部屋では、50~100㎐くらいの低域に-数㏈のディップが生じます。

部屋の中心に近づくほど定在波の影響は強くなります。低音が聴こえなくなります。

 

解決策としては、リスニングポイントを後ろの壁に近づければ、実用上は問題ありません。

また、たくさん置いてあるオーディオ機器や趣味の飾りが平行面を削ることにより、定位の不明瞭さのついても最小限に抑える効果はあると思います。

 

ただ、拙宅には問題があります。

数年前に建て替えたときに、このリスニングルームだけを「離れ」として残したため、従来の隣室へ通じる扉が壁になり、定在波発生に都合のいい構造に、より近付いてしまったようにも感じていました。

 

この定在波対策として、今年になって試してきたことがありますので、備忘録に記したいと思います。

(続く)