リスニングルームの定在波対策についてです。
定在波についての難しい理屈は、自分が理解できないので飛ばします。
定在波の罪は次の2点だと思います。
①低域に無視できないディップを生むこと
②定位を不明瞭にすること
定在波の罪が醸成される環境はリスニングルームの広さに左右されると感じます。
経験的にですが・・・
6畳間以下・・・直接音が多いので定在波を気にする暇がない。
15畳間条以上・・・定在波の出方が緩やか。
どうも、日本間式にいう、8畳間・10畳間・12畳間が定在波の罪に見舞われやすいようです。
拙宅は問題の出やすい12畳間です。
JBLを置いてある南側の壁
また、西側にはペガサス、東側には八欧電機を置いています。
この部屋では、50~100㎐くらいの低域に-数㏈のディップが生じます。
部屋の中心に近づくほど定在波の影響は強くなります。低音が聴こえなくなります。
解決策としては、リスニングポイントを後ろの壁に近づければ、実用上は問題ありません。
また、たくさん置いてあるオーディオ機器や趣味の飾りが平行面を削ることにより、定位の不明瞭さのついても最小限に抑える効果はあると思います。
ただ、拙宅には問題があります。
数年前に建て替えたときに、このリスニングルームだけを「離れ」として残したため、従来の隣室へ通じる扉が壁になり、定在波発生に都合のいい構造に、より近付いてしまったようにも感じていました。
この定在波対策として、今年になって試してきたことがありますので、備忘録に記したいと思います。
(続く)