高身長の選手はサーブやパワーの点で有利、一方動きのスピードの点では不利、というのが通説です。
ビッグ4はこんな感じ
フェデラー 185㎝
ナダル 185㎝
ジョコビッチ 188㎝
マレー 191㎝
ネクストジェンと言われた次世代の選手は高身長(ほぼ年齢順)
メドベージェフ 198㎝
ベレッティーニ 196㎝
フルカチュ 196㎝
ズベレフ 198㎝
ルブレフ 188㎝
チチパス 193㎝
次世代の選手は、「高身長かつストローク力が高い。サーブの威力があるのはもちろん」と言われて、実際そうでした。
まさに、時代が変るなあと思いました・・・
ところが、次世代選手がビッグ4を超えたかと言うと、グランドスラムの決勝に於いては、メドベージェフが一度ジョコビッチを破っているだけです。
(ちなみに、メドベはGS決勝で、ナダルに2回、ジョコに2回負けている)
次世代選手は、未だに、ジョコビッチを蹴落としきれていないのです。
そうこうしているうちに、次世代の次世代というべき新世代の台頭が始まりました。
まだ、新世代のトップ選手は、シナー、アルカラス、ルーネの3人を数えるだけですが、アルカラスは全米・全英を制しています。
新世代の身長はこんな感じ(ランキング順)
アルカラス 183㎝
シナー 188㎝
ルーネ 188㎝
シェルトン 193㎝(彼だけ、テニススタイルも次世代風)
フィス 188㎝
プリシュミッチ 188㎝
なんと! 小型化しています。
まあ、低身長というほどではありませんが(笑)
次世代の選手がビッグ4(具体的にはナダルとジョコビッチ)を倒しきれないのは、テニスのスピードで勝ることができないからではないでしょうか。
高身長もその一因になってしまっているかもしれません。
新世代は、188センチくらいが多く、次世代よりも5~10㎝低いのです。
これによるスピードがジョコビッチを倒すために必要な要素なのではないか、と私は思います。
今後、テニスがより高速化していくと、私は確信しています。
日本人のハイ能力選手が、183㎝(細かいですけど)あれば、十分いけるかも。
ちなみに、グランドスラムの優勝回数の多い過去の選手のデータです。(年齢順)
コナーズ 177㎝
ボルグ 180㎝
マッケンロー 180㎝
レンドル 188㎝
ビランデル 182㎝
エドバーグ 188㎝
ベッカー 191㎝
アガシ 180㎝
サンプラス 185㎝
現代テニス選手理想の身長は188㎝ですかね?