ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

「ジャズの前衛と黒人たち」を読みながら想うこと 

植草甚一さんは、ジャズを聴きだしたのは48歳の時だそうです。

ということは1956年、バップ円熟の真っただ中、モード前夜、そしてフリージャズ、アバンギャルドへというまさにジャズ黄金の時代ですね。

 

セロニアス・モンクセシル・テイラーマイルス・デイヴィスジョン・コルトレーンオーネット・コールマンエリック・ドルフィー・・・

この時代にリアルタイムだったとは・・・うらやましいですねえ

 

私のジャズ体験は1967年からですから、素晴らしく独創的なジャズが生み出される瞬間をリアルタイムで経験している訳ではありません。

 

そんな私のジャズへのリスペクトが「ジャズ愛聴盤」です。そのシリーズも13まできました。

11から20は、奇数番にドルフィー参加アルバム、偶数番にドルフィーのリーダーアルバムを紹介させていただいています。

 

ジャズ愛聴盤は私にとって名画と同じです。

例えばアメデオ・モディリアーニ、例えばレオナール・フジタ、例えば・・・

いつまでも見ていたい絵画。

いつまでも聴いていたい音楽です。

 

絵画は、いつでも見ることができるわけではありません。

ジャズにはレコードがあります。創造的な瞬間をいつでも聴くことができる!

時代とオーディオに感謝です。