ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

ガット弦 と フォルテピアノ による  ベートーベン

  

シュヴェチンゲン音楽祭(3)ファウスト&メルニコフ

東涼子 (収録:2022.5.24 モーツァルト・ザール、シュヴェチンゲン) (録音:南西ドイツ放送協会)

楽曲

 

バイオリンにガット弦、ピアノはフォルテピアノだった時代の音楽を、当時の楽器仕様で演奏する形態があります。

バッハやモーツァルトはもちろん、ベートーベンもこの時代です。

 

私は、そのような時代の音楽でも、モダン楽器による、明晰でダイナミックレンジの広い演奏の方が好きでした。

ピリオド楽器によるプロのコンサートも聴いたことがありますが、そうする必然性を感じませんでした。

 

ところが・・

2月16日のFM放送で、ピリオド楽器による演奏も素晴らしいのだと、初めて思いました。

 

イザベル・ファウスト/ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ (全曲)<初回完全限定生産品>

 

イザベル・ファウストとアレキサンドル・メルニコフの演奏は、それぞれの音も艶やかで素晴らしいのですが、音の溶け合い方が凄い!

1800年頃のサロンの響きはこうなのかと思わせる空気感です。

 

これがピリオド楽器による演奏か!!

 

放送を聴きながら、リスニングチェアを前後に動かして、コンサート会場の1階・10列目くらいの位置に調整・・・

この放送は演奏会場にワープさせてくれました。

 

こういうことがあるから、FM放送は貴重です。