男子ジュニアチャンピオンになった坂本怜選手
決勝戦をWOWOWで観戦しました。
長身からのサーブのみならず、エッグボールを打ち、決めに行くテニススタイルが非常に楽しみな、今年18歳。
テニスは、意図や意思を強く感じさせるものでした。しかもそれを遂行しました。
経歴は、元バレーボール選手の両親のもと、6歳からテニス・水泳・バレーボールに親しみ、10歳から最も好きだったテニスに本格的に取り組む。(どこで仕入れた情報か忘れてしまい、再確認できません。正確性に問題があるかも)
3年前から盛田ファンドでIMGアカデミーに所属。
複数スポーツの経験、バレーボール出身の両親から受け継いだと思われる体格など、注目すべき点が多いですね。
特に、テニス関係者には広い視野を持って研究してみていただきたいところです。
お茶目なキャラクターは、石部堅吉の私には馴染めないものですが、世界的には必要な要素だと思います。
それにしても、坂本選手が、ダブルスポーツで「野球」をやっていなくて良かったです。
なぜ? 野球の方に囲われたかもしれないからです。
「プロになれるぞ」「メジャーも夢ではない」と言われた筈です。
メジャーと言えば、
米球界のメジャープレイヤー(ロスター1チーム40人)は1200人
プロテニス界のメジャーと言えるのは100人(100位以内でGS出場権)
年俸で言うと、メジャーは平均で約5億5千万円。最低年俸保障額が8200万円。
テニスの100位の選手が。どのくらいの賞金を獲得しているのかわかりませんが、100位だと出場料やエキシビションの機会も少ないでしょうから、収入面ではテニスは野球に敵いません。たぶん。
ただし、日本のテニス選手は、錦織選手や大坂選手並みになれば、数十億円の収入を得ることが可能です。
大きなスポンサーが付きますからね。
そうは言っても、テニスは年中世界規模の遠征で生活が大変、練習は各スポーツ共通で過酷、なおかつ、テニスは試合も過酷。
よくこんなプロスポーツ・テニスを選んでくれました。
坂本選手、1年後に100位台に来ていても驚きません。
将来的にトップ10、№1も決して夢ではないと思います。
新世代のシナーやアルカラスとの対戦が目に浮かびます。