川上未映子 エッセイ集 「深く、しっかり息をして」
2011年から2022年に雑誌Hanakoに連載されたエッセイをまとめたもの。
Hanako は手に取ったことがありません。
拙ブログをお読みになっている方も、恐らく同じだと思いますので、Wikipediaの説明を載せます。
20代女性を主要読者とした情報系雑誌。創刊から2005年までは週刊誌。2006年1月26日号(867号)以降は隔週刊。さらに2018年9月より月刊化。
1988年6月2日創刊。創刊号の表紙はケン・ドーンのイラスト。タイトルロゴもケン・ドーン作。250円。発行人は木滑良久、初代編集長は椎根和。初期目標は35万部。首都圏の情報だけを集めた雑誌は数少なかった。創刊号の特集は「いい部屋はステイタス」[1]。
対象とする読者像は当時の首都圏の結婚平均年齢の27歳女性。年2回は海外旅行へ行き、ブランド物を思い切って買うけれども、お得情報にも敏感で貯蓄もする。女性誌では珍しい金融関係の広告がある。東京近郊の大学を出て、一流会社に勤めて3~5年以上、今すぐ会社を辞めても、海外で3カ月は暮らせる資金があり。キャリアと結婚だけではイヤ、というものであった[2]。
創刊後から1989年にかけて雑誌が対象とする読者像が時代を象徴する女性像となり、「Hanako」「Hanako族」は1989年の流行語大賞も受賞している。1990年3月にはHanakoの関西版として『Hanako・WEST』が発売。
1993年頃からのバブル景気崩壊から、Hanako族の終焉ともいわれたが、ナタ・デ・ココやアッシーくんを特集で取り上げ、ブームの先鞭をつけるなどの話題もあった。2000年代に入ってから長期的な紙媒体雑誌の低迷、ライフスタイルの多様化もあり発行部数は最盛期には及ばない。
2004年9月-2005年8月の平均発行部数は『Hanako』が8万5388部、『Hanako WEST』が6万2869部となっている[3]。2007年12月発売号では森永卓郎と三浦展との「格差社会を生き延びる条件」を対談している。
なお、『Hanako WEST』は2009年12月発売の2010年2月号をもって休刊された。入れ替わるかたちで2011年以降季刊誌として『Hanako FOR MEN』が発売されている。
成程ね!
小説は「架空」、エッセイは「実在」だと思います。
「夢想」・「現実」と置き換えてもいいですね。
同じ作家さんの作品で、小説より面白いエッセイは読んだことがありません。
実在(現実)は誤魔化しが効きません。エッセイで馬脚を現してるなあと思う人気作家さんもいます。
そんな訳で、お気に入りの川上未映子さんのエッセイ集を読んでがっかりするかも知れない、と読むことを躊躇していました。
一方、この作家さんならと期待しているところがありました。
読んでみて・・期待通りでした。
いやあ、川上さん、いい女ですねえ。
この言い方はジェンダー的に問題がありそうますが、いい男だねえとは言えないので。
川上未映子さんのカバン持ちになってお伴したい。
決して、スト-カーではありませんよ・・・
ところで、タレントさんにとって「ドラマ」が「架空」、「トーク番組」が「実在」・・かというと、私はそうは思いません。
トーク番組も架空でしょうね。プロモーションの一環として、タレント同士褒め合い、一生懸命、互いの価値を高めあっている「架空」だと思います。
あまり見たくない架空ですね。
そんなことしなくても、本来の架空を磨く方が重要なのでは?
川上さんのエッセイ集、楽しませてもらいました。そして、「黄色い家」に続く、極上の小説(架空)を待ってます。