ハードなテニスレッスンを受けると体中が痛くなり、夕方の犬の散歩の間中、体がよじれているワタクシです。
こんなポンコツでも、コーチがうまく乗せてくれると、スッゴクいい練習ができて、「もう少し上手く成れるかなあ」とハイになり・・・疲れ切ってしまうのです。
「大変だったら自分で止めてね」と言うコーチ・・・でも、頑張ってしまうのです。
今日は、コートのブラシ掛けも駆け足で行い、それで膝が痛い・・・アホやね。
プロテニスの話です。
故障する選手が多いと思いませんか?
現在故障中か故障明けの主な選手、我らが錦織圭をはじめマレー・ティーム・ナダル・アルカラス・コルダ・そしてオジェ・アリアシム等々。
故障選手に共通しているのは、左右の守備範囲が特別広い選手が多いということ。
トレーニング法の進化により、選手はよりフィジカルを上げることができるようになりました。
全体のレベルが上がり、ボクシングでいえば「ノーガードの打ち合い」のようにラリーが激しく続く。
最近ではマイアミの「アルカラスVS.シナー」の打ち合い。
極限まで打つ・走る・止まる・また打つを止めない二人、先にアルカラスに異常が発生!
ジョコビッチは体が柔らかいせいか故障が少ない。さすが! キライだけど。
ジョコビッチにしても、過去に背中・肘を痛めてランキングを落としたことがありました。
今年の全豪では太腿にテーピングをしていました。どんな状態だったかは知る術もありませんが。
テニス選手の故障防止対策はないものでしょうか?
いくつか考えてみました。
肩の負担軽減のためにボールを変える。
どのように変えるか。
ハードヒットの威力を減らすために、ボールを軽くし径を大きくする。
スピードを出すよりも回転数とコントロールが重要になり、肩の負担が減る・・?
よけいに走ることになりそう・・・
足腰の負担軽減のためにコートを変える。
春と秋のハードコートシーズン終了後に故障が発生するケースが多いと思います。
ハードコートの大会数を減らす。
そのために、全豪か全米を前哨戦も含めてオムニコートにする。
結果として、グランドスラム4大会が異なるサーフェスになるという副産物もあります
ね。
スケジュールを変える。これしかないかな?
明らかにタフなスケジュールなのがテニス! 全プロスポーツの中で最も過酷だと思います。
スケジュール以前に、トレーニングがきつい、試合がきつい!
野球でいうと、投手を除くと試合はそれほどきつくない。投手も先発する場合は、中4日から6日空ける。
(草野球で外野をやると打球が一球も飛んでこないことがある)
テニスは多くの場合、ベスト16から4連戦になる。投手の4連投に近い。
スケジュールをどのように変えるか。
同時開催大会数を今の2倍にする。
例えば、
ATP1000は同時に2大会、ATP500は同時に4大会、ATP250は同時に8大会開催すれば、大会の間を格段に開けることができる。
それに、同時複数開催が増えることは、選手にとって、公平の促進になるはずです。
今は、ランキング上位者有利に傾きすぎのシステムです。とても公平とは言えません。
テニスは公平を大切にしてきたスポーツです。
温暖化問題で、車の内燃機関が悪者にされていますが、総量規制すれば解決できます。複数同時開催は総量規制に近いものです。
何故、総量規制が検討(経済・環境への影響の試算)もされないのか?
ジャーナリズムの出番でしょう!! 松岡修造さん!!
栗山監督の言葉を思い出してください。
やるかやらないかです。
最近のエピソードをひとつ
ニック・キリオス曰く
「テニスは過酷だ。練習も試合も(私注:たぶん生活も)。俺はグランドスラムで優勝できたら、テニスをやめる」
キリオスの振る舞いは大嫌いですが、言っていることは核心をついていると思います。