今年も、テニス全日本選手権はテレビ観戦でした。
有明に行かなくて、選手の皆さんゴメンナサイ。
(男子シングルス優勝の徳田康大選手)
テニスの試合は、コートの真後ろあたりで観ると、ボールの回転や威力が良く分かり、それはそれは面白いのです。
ATPの大会を20列目より後ろで観るより、ずっと面白いです。
地方の県選手権でも、フェンス際で観るそれは、やはりいいです。
ボールがコートに落ちる時の音が聴こえます。オムニコートなら砂が弾けます。
テレビ観戦していて気になったことがあります。
まず、観客が少ない事、本当に少ないです。
コート縦側のフェンス際からの10列くらいは、最もいい席なのですが、そこもガラガラです。
そして、そこには往年の名選手の皆さんが、ポツポツとお座りになっています。
凄い違和感と寂しさです。
ATPの大会では主催者や元選手はもう少し後方に座っています。
ITFの大会(グランドスラム)では、主催地のテニス協会会長や大会ゆかりの選手がVIP席にいることはあります。
ただし、実に楽しそうに観戦しています。
フランステニス協会の前会長は、興奮して立ち上がり、ジャンプまでしていました。
日本のVIP席はどうでしょうか?
皆さん、毎年、苦虫を嚙み潰したようなお顔です。
スポーツ観戦を楽しんでいるようには、とても見えません。
協会のVIPの皆さん、席がいっぱいになるくらいのお客さんを引き連れてきてください。
そして、ホスピタリティを発揮していただきたい。
どんなホスピタリティ? いくらでもありますよ!
そういうことが、観客の嬉しい体験になり、テレビの画面から全国に伝わります。口コミも増えて、集客につながる、と思うこの頃です。
仮に有明が満席にならなくとも、協会の重鎮の皆様のホスピタリティは、テニスの底辺拡大の大きな力になるはずです。