ATPファイナルズの試合は、WOWOWオンデマンドで観ています。
今年は毎日感想を書いてみたいと思います。
エラソウなことを書くかもしれませんが、感想ですからご勘弁を。
同じ試合を観て、感想が違うのが普通だと思います。
観ているところが違いますから。違うから面白いんですよね。
ラウンドロビンの初日は、グリーングループです。
第1試合 ヤニック・シナー(4) VS. ステファノス・チチパス(6)
6-4、6-4でシナーのストレイト勝ち
シナーは今年後半、ATP500の決勝で、メドベージェフを連破しました。
なかなか勝てなかったメドベに連勝とは凄いと思っていましたが、この試合も凄かったです。
シナーのサーブの威力と安定性が際立った試合でした。
このレベルが出せれば、ジョコビッチ戦も大いに期待できると思います。
一方のチチパス。
たぶん、速いテニスに活路を見出そうとしている戦術は感じられるものの、
その起点となるライジングのストレイトにミスが目立ちました。
でも、腐らずに、スピードテニスを追及してほしいですね。
第2試合 ノバク・ジョコビッチ(1) VS. ホルガー・ルーネ(8)
7-6,6-7,6-3 でジョコビッチの勝ち
ルーネは、8位とはいえ、ジョコビッチを倒すポテンシャルは一番かもしれないと感じさせる選手。
最終セットは、足を引き摺るルーネ。残念ながら勝利は遠かった。
しかし、3時間越えの試合は見事。
ジョコビッチの強みのもとになる、ジョコビッチだけのスキルは何か?
ひとつは、リターン力。
もうひとつは、
後半になって出してくる未知のスキル。
ファイナルセットでは、それまでと、サーブのコースや回転に明らかに変化を付けていく。サーブで言えば、デュースコートからのワイドサーブも、その試合では見せていない変化を付けてくる。
ストローク戦についても同じようにフレッシュなプレイを出してくる。
この変化に対応するのは、とても大変だと思います。
ルーネは才能豊かな選手で、普通に№1になる選手だと思います。
ただ、今回も太腿を痛めているようです。
また、アルカラスにしてもデビュー以来、テーピングを見ない時はないくらい、故障に見舞われています。
選手の健康を、ツアーの在り方で守る事ができるなら、なんとかしてほしいですね。
ビッグ4などは率先してオピニオンリーダーを担うべきだと思うのですが・・・