1964年、楽旅先のドイツ・ベルリンで糖尿病(現地病院の治療が不適切だったという話もある)の悪化で亡くなったエリック・ドルフィー
拙ブログでも、その無念について何回か書いてきたところです。
それは、ドルフィーがジャズに真摯に取り組み、音楽を進化させてきて、なおかつ、今後の動向を大いに期待されていたからだと思います。
30年も50年も革新的な音楽を続けるのは、人間の音楽的創造活動に於いては無理があります。
ただ、ドルフィーの場合、もうあと10年! あったら・・と思います。
こう感じさせるのは、夭折したジャズマンでは、ドルフィーの他には、
ブッカー・リトルしかいないと、私は思います。
23歳で夭折したブッカー・リトルは、完成された創造的演奏を示したわけではありません。
しかし、残されたインプロビゼイションを聴けばお解りになると思います。
明日の音が響いているのを感じます。
新しいジャズの芽が、確実に出てこようとしている響きです。
この二人以外にも、夭折のジャズマンはいます、が・・・
(続く)