ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

ジャズ徒然草 夭折したジャズマンを想う 参

私は、ジャズは心身ともにハードな音楽だと思っています。

創造性を込めたジャズに於いては、特にそうだと思います。

 

従って、加齢とともに、その人のジャズが変る、はっきり申し上げれば、創造性が下がることは、自然なことであると考えます。

 

ジャズ史の中で、欠かすことのできない存在だったジャズマンが、歳を重ねるにつれ、それまでのような創造性を発揮できなくなったとしても、その人たちの価値は変わりません。

 

時々思うのですが、

画家の方々は、生涯、その創造性を発揮し続ける人が多いと思いませんか。

 

 

もちろん、ゴッホやモディリアニのような短命の方もいます。

が、他分野に比べて長命の方も多いと感じます。

 

生きてきたことを吸収・昇華して、作品に反映していく。

作風も変わっていく場合がほとんど。

羨ましい人生ですね。

 

そしてクラシックの音楽家も、作曲家・指揮者をはじめとして、演奏者も

円熟という生き方があります。

この時、個性が際立つような気がしています。私は。

 

夭折のモーツァルトシューベルトは円熟して生涯を終えていると思います。

 

 

ジャズマンも加齢とともにスタンダードな生き方(洒落たスタンダード曲のようなという意味で)をしていくことは出来ます。

ただ、ジャズの創造性という点では、加齢は大敵のような気がします。

 

この点、ジャズはスポーツに似ています

できる期間は有限なのだと思います。

 

うーん・・・

生まれ変われるなら、ジャズマンがいいか、画家がいいか・・・

スポーツ選手? 苦しそうだし、痛そうだし・・・