先々月、
ミッドハイユニットをSeamensの10㎝ツイーターからVifaの9㎝フルレンジに換装した、クラシック用システム
SeamensとVifaで、125Hzから5000Hzをカバーし、そこに低域と高域を足していったワイドレンジのシステムです。
(ツイーターの横に、なんかあります? それはあとで)
マーラーや20世紀以降のオーケストラ曲の再生に、最も焦点をあてたシステムですが、古楽や小編成の楽曲も、まったく問題ありません。
オーディオ再生は、大は小を兼ねると思っています。ワタシはですよ(笑)
この装置で、バイオリン曲とオーケストラ曲を中心に300枚の厳選CD、数百番組分の古楽の楽しみ、そして、FM放送をソースにしています。
5ウェイ・マルチアンプでクリアにストレートに鳴ります。
音楽に単純に没頭できます。
ただ、ただですねえ・・・気になるんですね
日本一の人気ブログ「音楽&オーディオの小部屋」さんが鳴らしていらっしゃる、
AXIOM80初期型と希少古典管の組み合わせが醸し出すバイオリンの濡れるような唇、じゃない、美音・・・聴いたことはありませんが・・・
現システムのバイオリンの音に不満があるわけではありません。
が、ブログに書かれたあの美音、多分、他にない艶やかなバイオリンの音色が気になります。
このような美音に、私の弱い技術と貧しい財力で近づくために、今回、あることを施しました。
現用のドルチェツイーターも可聴帯域を越えた再生レンジを持ってるのですが、更に、艶のある美音に進化させるために、ツイーターを加えることにしました。
加えたツイーターは、手持ちの小型リボンツイーター(音工房Z)です。
シーメンスのフィルムコンデンサーによるハイパスフィルターで接続です。
バイオリンの倍音の種類と量を増やすことで、バイオリンの複雑な艶を出そうという狙いです。
この状態で2か月ほど聴いています。
良くなりましたね。
これまでのバイオリンのキレに、輝きが加わりました。
そして、
高域の進化に対応するために、ミッドバスJBLとミッドSiemensのクロスオーバー周波数を125㎐から250㎐に変更しました。
125㎐から250㎐の帯域を、20㎝ではなく30㎝のユニットで空気を押す必要があったということです。
そのくらい、高域の表現力の影響は大きかったようです。
ダブルツイーターなんて邪道だと思う気持ちもあったのですが。
これは驚きでした・・・愉しいことになってきました。