このミステリーがすごい・・海外 第5位
トュルー・クライム・ストーリー
原題 TRUE CRIME STORY Jseph Knox
ひとことで言えば、面白いです。
雑誌の順位評価は関係ないですね。1位、2位と違いは感じません。
話は「ある女子大学生の失踪」をめぐって、女流作家が、関係者に取材し、その証言が淡々と綴られます。
20名ほどの関係者の語る内容が、延々と綴られます。
すべてが、関係者と作家の「 」内の言葉です。
あまり見ない手法です。
もうひとつ、この作家が、他の作家に、取材の逐一をメールで送っていきます。
他の作家というのが、著者のジョセフ・ノックスです。
この人物の存在も怪しいです。
700頁の長さを、あまり感じません。
でも、500頁ぐらいで書いてくれたらもっといいです。後期高齢者の脳にやさしいミステリーになります。
さて、ネタバレはできませんが、600頁を過ぎてから、やっと、
本作品の”肝”を掴むことができました。
それと、ミステリーの大原則(私の勝手な原則ですよ)により、この作品の本格ミステリー部分(謎解き)に、なんとか対抗できました。
なお、”肝”のヒントは WADEN です。
ただ、もしかしたら、話は終わっていないのかも知れません。
まさか、シリーズの一作目?
本作品を読まれた方、ご意見を聞かせてください。