拙宅のサブシステムは、どうもメインシステムの2番煎じになってしまう傾向があります。
PEGASUSシステムもYAOUシステムも、そうなってしまうんですね。
そうなると、サブシステムを聴く意味がなくなってしまい、メインシステムを聴く方が良い、ということになります。
ということで、サブシステムはメインシステムと異なる特徴を持たせるように設計変更をすることにしました。差別化ですね。
なんてエラソウなことを書きましたが、手持ちのユニットをできるだけ活用することが基本方針です(笑)
そこで出来上がったのが、テクニクスのげんこつを核にしたシステムです。
20cmフルレンジの20PW49S(フェライトげんこつ)を使ったテクニクスSB-65は、バランス、音色ともにニュートラルな聴きやすい音です。
問題は、バスレフ箱の低域がブーミーなことと、高域がパワーに弱い(歪増)、という2点です。
その解決の方法として、
100Hz以下の低域は、同じテクニクスSB-7のウーファーをあて、
高域は5000Hz以上にLo-DのH54Hを使う、ことにしました。
この組み合わせの3ウェイは、三つのユニットの持ち味がかみ合ったものになったと思います。
5000Hz以上を受け持つH54Hが威力を発揮しています。
チャンデバのクロス・スロープは24㏈/octなので、ツイーターの帯域に無理はありません。
そして、置き方です。
交差法を試してみます。
交差法は45度の内振りです。
タンノイ・オートグラフのようなコーナー型が交差法です。
リスニングポイントよりスピーカー側で音の軸が交わります。
音像、音場は、左右スピーカーの間に展開します。
故五味康介さんのように30畳の部屋で威力を発揮する置き方だと思います。
30畳ですと部屋の一辺は7mくらいありますから、オーケストラ以外はほぼ「実寸大」の再生になると思います。
今回の交差法は、オートグラフではなく、JBLパラゴンのイメージです。
そして、パラゴンと同じニアフィールド・リスニングです。
試聴・・・濃いコンパクトな音場です。
音の佇まいが、メインの二つのシステムと異なります 👍