ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

ミステリー♠ 処刑台広場の女

2023年 このミステリーが面白い 海外第3位

原題 GALLOWS COURT 

著者 MARTIN EDWARD

 

 

これは、これは、凄いミステリーだと思います。

 

舞台は1930年のロンドン

初っ端からスリリングなシーンが続きます。

 

例によってネタバレはできませんが、

歴史と文化の背景に絡むように物語は進みます。

 

謎が謎を呼ぶ展開に・・・美女の存在感が熱いです。

 

終盤に入り、物語の構造が見えてきて、「やっぱ、こうだよな」と悦に入っていると、もう一つの構造が現れます。えっー!?

 

簡単には展開を読ませない手強さがあります。

 

月並みですが、凄い!

 

これで、2023年海外ミステリーの第1.2.3.5位を読みましたが、この作品が一番ですね。私の中では。

 

本作品は、作家さん63歳時の2018年刊行

以後、4作を発表しています。

他の作品も読みたいと思いましたが、邦訳は本作だけとのこと。

 

しゃあない、原書を取り寄せるか・・・思いっ切り、見栄を張りました。