ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

ジャズ徒然草🎷 ジャズ喫茶 kugo music cafe

今年の3月に新しくできたジャズ喫茶に行ってきました。

 

kugo music cafe

静岡市中心部近く、浅間神社のそばにあります。

 

実は、市の南部に位置する拙宅から、乗り換えなしのバス一本で行けます。

東海道線・新幹線・国道一号線を越えていきます。

 

クーゴ ミュージック カフェ お洒落なお店です。

 

スピーカーはTAD-CR1TX・EB

このスピーカー、大型ではありませんが、ペア700万円します。(お金の話で恐縮です)

 

光カートリッジ DS-003

 

ヤマハ・ラックマンのレコードプレイヤー、アキュフェーズのCDトラポ&DAC、アンプもアキュフェーズのプリにパワーはA級モノ・A300×2 等々等々

これだけ実装の個人システムは初めて見ました。

一体、いくら・・・・・つい下世話な本性が出てしまいます。

 

機器の詳細は、AV BOXのHP・試聴レポートをご覧ください。

 

レコードはコルトレーン”BALLADS”をかけていただきました。

それはそれはいい音です。

どういいのか?!

ひとことで言えば、まったく隙の無い音です。

このクォリティはなかなか聴けません。

 

”BALLADS”は拙宅でもかけますが、再生音は隙だらけですね(笑)

 

カップ&ソーサーはNORITAKE

 

コーヒーはロイヤルブレンドをいただきました。

豊饒なおいしさ。量もたっぷり。

こちらのコーヒーは、数年に一度巡り合えるかどうかの逸品です。

安すぎます、500円は。

 

マスターの誠実な人柄が、接客・インテリア・音、すべてから感じられます。

 

再訪問、その際は、ジャズだけでなく、マーラーブルックナーも聴かせていただこうかと。

 

ジャズ喫茶は、おいしいコーヒーを飲みながら極上の音楽を聴くことができる、夢のような場所なのです。

 

 

ジャズ徒然草🎷 ジャズ喫茶の復権

ジャズ喫茶が増えているそうです。

 

 

BRUTUSの<BASIE>の記事中に「東京でもジャズ喫茶が増えてきた・・」とありました。

嬉しいことですね。

 

何が嬉しいかと言うと、

ジャズの存続につながる潮流だと思うからです。

 

これまで演奏されてきたジャズはこれからもジャズクラシックとして残っていくと思います。

なぜなら、今も聴かれているジャズは素晴らしい音楽だからです。

 

問題は、これからのジャズ環境です。

ジャズに携わる、主に演奏者の皆さんが、活動を続けていくために、ジャズ喫茶がその一助になるといいなと思います。

 

ジャズを聴く機会が増えることが、ジャズ振興にプラスになるはずです。

ひいてはオーディオの振興にもつながるという期待です。

 

当市でも、新しくジャズ喫茶が2店誕生したそうです。

行きつけ(ほとんど買いませんが)のオーディオ店からの情報です。

 

何故、死滅寸前だったジャズ喫茶が増えてきたのか?

ジャズを聴きながら考えてみたいと思います。

 

行ってきます。

 

 

ミステリー♠ 愚者の街 ロス・トーマス

このミステリーが凄い2024年 第4位

 愚者の街  ロス・トーマス著

 

原題 THE FOOLS IN TOWN ARE ON OUR SIDE  Ross Thomas

 

著者は米国のベテラン作家で、1926-1995年とあり、翻訳が最近ということでしょうか?

話の時代は、日中戦争さなかの志那にはじまり、大戦後のアメリカ西海岸が舞台。

 

海外ミステリーにつきものの”文化等その国の事情”が少し多めに出てくる作品で、細かいことを言えば、注釈が欲しい部分もないではありませんが・・まあ本筋には影響はないか・・

 

ワタシの苦手な、バイオレンスとセックスもそれなりにあります。まあ、これも仕方ないか(笑)

登場人物の思惑の錯綜のなか、快調なテンポで読ませます。

 

ただ・・ただですね・・第40章からの残り50頁が怒涛の展開になると思いきや、私にはちょっと物足りなかったです。

おっと、自分の読解力はさておいて、こんなことを言ってはいけませんね。

どなたか、「そんなことないよ」と教えてください。

 

これで、海外編の1位から5位を読んだわけですが、

 

ミステリー誌順位

1 頬に哀しみを刻め

2 ナイフをひねれば

3 処刑台広場の女

4 愚者の街

5 トゥルー・クライム・ストーリー

 

全作品、とても愉しめました。

一番の好みは「処刑台広場の女」でした。

 

それにしても、海外ミステリー作品は長いです。

5作の平均頁数は593頁でした。700頁クラスが2作ありました。

コクのある作品に仕上げるのには、600頁前後が必要なのでしょう。

 

 

オーディオ備忘録 136 オールコーンシステムの調整 ツイーター

オールコーンシステムです。

 

 

もっぱらジャズを聴いています。

やはり、1950年代、1960年代のハードバップとビッグバンドが最も似合っています。

一方、時々FMで放送する現在のジャズライブの熱気も得意にしてます。

 

5センチのツイーター、悪くはないのですが、もう少し力強い厚みのある高音が欲しいですね。

 

50mmから77mmにサイズアップしました。

 

 

このユニットは有名な?東京コーンのフルレンジです。

 

 

もちろん、手持ちのユニットです。

特性表では、軸上は20K㎐までフラットに伸びています・・・

 

さて、77mmフルレンジなら、3K㎐、2K㎐のクロスもこなせそうです。

クロスオーバー周波数をいくつか変えて試してみます。

 

 

オーディオ備忘録 135 ジャズ喫茶「ベイシー」店主 菅原正二 

サウンド・オブ・ジャズ! JBLとぼくがみた音」

 

 

ジャズファンなら知らない人はいない、ベイシー店主 菅原正二さんの著書(再発版)

 

 

付箋をいっぱい付けてあります。ただ、読むときは丸ごと続けて読んでしまいます。

 

この本を読んで、つくづく思うことがあります。

菅原正二さんはジャズ愛好家の鑑だということです。

 

ジャズ喫茶店主だから当たり前?

世にジャズ愛好家は数あれど、このような愛を持っている人は少ないと思います。

この本の隅々まで愛が行き渡っています。

 

氏はジャズ演奏者に「胡散臭い」などということは決して言いません。

 

このスタンスは、オーディオについても同じことが言えます。

氏はJBL一筋ですが、決して他のオーディオを貶めることはありません。

 

そして、驚くべきことですが、人間に対しても、このスタンスを維持されているのです。

 

第35章 音の都合 の項で語られています。

「ここの音はカタイですね」「金属的な音がしますな」というお客の捨てゼリフ話を起点にレコードのレーベルサウンドの話に発展させて、

「”感じる”気持ちには理屈は要らないだろうが、そこまでのお膳立ては全部”理屈”がらみだということを、あん時の捨てゼリフのお兄さん、知ってんのかよオー」

 

「知らねえくせに! バカヤロー!」ではなく、「考えてみろよ」と・・

これはです。

 

本書は、ジャズファンの方は全員お持ちでしょうから、クラシックファンの方に読んでいただけることを願っております。

 

 

オーディオ備忘録 134 ボロトレーン邸が公開へ

日々、改良作業が行われているボロトレーン邸

 

先日伺った時の状態です。

ゴトーのS150ホーンに新しいドライバーが付きました。

 

JBL2490Hドライバー

100mmチタン振動板、スロート径75mm 大きく重いです。

 

S150をシステムに乗せた状態

中高音ドライバーはRCA、振動板はチタンに換装

 

アルテックA5エンクロージャに収まっているのは、アルテックの中でも軽量振動板の421LFシリーズⅡ

このウーファーはあまり見かけないですね。

 

今のメインカートリッジは光カートリッジDS‐E1に合研ラボの専用イコライザー

 

音は、圧倒的なトランジェント=過渡特性を誇る、オーディオマニア必聴のサウンドです。

 

ここで、ニュースです。

このボロトレーン邸のサウンドを聴くことができるようになります。

順調にいけば、ゴールデンウィークからか?

 

ブログ「ボロトレーンの日記」にご注目

正式決定しだい当ブログでも報告いたします。

 

 

オーディオ備忘録 133 ジャズ喫茶「ベイシー」 

不思議なことがありました。

JBLシステムで、ギル・エバンス・オーケストラの「アウト・オブ・クール」を聴いていたところ・・・

 

 

突然、出ました!

眼前に、ギル・エバンス・オーケストラが・・ではなく・・

 

 

ジャズ喫茶ベイシーの、JBLのスピーカーが!

 

こんな幻視を体験する程、この日、拙宅のJBLは快調でした。

いつもこうだといいのですが(笑)

 

「BASIE」

岩手県一関市にある、世界一有名なジャズ喫茶です。

1980年代に、私も行って音を聴かせてもらいました。

JBLを使うことを決断した再生音でした。

 

その「BASIE」が2020年3月から休業中のところ、一日だけ開店したという記事がBRUTUSにあったようです。

 

ネットで知りました。

「ジャズとオーディオの聖地(BASIE)、51年目のちょっと長い小休止」

 

店主の菅原正二さんは今年82歳になられると思います。

お店の再開はあるのでしょうか。

 

当方は、年齢他の事情で、もう県外に出ることはないだろうと思っているのですが、

「BASIE」再開ならば、行きたい!

直線距離で500kmです。