ミステリーの先輩「音楽&オーディオの小部屋」さん、今年もミステリーを紹介をしてくださいました。以下、ブログから無断転載です🙇
父娘そろって大の「ミステリファン」だが、今年も娘が「このミステリがすごい!」を持って帰ってきた。
国内編と海外編に分けて年間のベスト20までが紹介されている。
いつも上位で紹介されたミステリをチェックして大いに参考にさせてもらっているが、物事にはすべて「当たりはずれ」があるようにミステリも例外ではなく、下位の順位でも逆転現象があったりするので図書館で見かけたら借りることにしている。
とりあえず「ベスト5」を紹介しておこう。
<国内編のベスト5>
1位 「可燃物」(米澤 穂信)
2位 「鵺(ぬえ)の碑」(京極 夏彦)
3位 「あなたが誰かを殺した」(東野 圭吾)
4位 「エレファント ヘッド」 (白井 智之)
5位 「アリアドネの声」 (井上 真偽)
次に<海外編のベスト5>
1位 「頬に哀しみを刻め」 S・A・コスビー
2位 「ナイフをひねれば」 アンソニーー・ホロヴィッ ツ
3位 「処刑台広場の女」 マーティン・エドワーズ
4位 「愚者の街(上下)」 ロス・トーマス
5位 「トゥルー・クライム・ストーリー」 ジョセフ・ノックス
以上ですが、毎年、読書の参考にさせていただいてます。
2023年の海外編1位を読みました。
米国人作家 S.A.COSBY の 「頬に哀しみを刻め」
原題は「RAZOBLADE TEARS」
物語の大筋は、
「同性愛(ゲイ)のカップルが惨殺される。
その父親は二人ともに元囚人。その二人が真相を知るべく行動を起こす・・・」
その先にあるのはバイオレンス・・・なのですが、実は現代アメリカのLGBT(※)と人種間の差別や格差という、大変重いものを引き摺りながらの展開になっていきます。
(※)今や、LGBTQ+ですよ・・・
さすが第1位の作品です。
昨年の、クリス・ウィタカー著「われら闇より天を見る」と同等の傑作だと思いました。
ただ、今回は閃いてしまいました。
犯人がわかりました。全45小節中の 第26節のところで。
犯行動機も、第33節で判りました。
結末も、ほぼ予測通りでした。
ツマランこと言うな! とお叱りを受けますね。
謎解きは、ミステリーの愉しみの一番手ですのでお許しください。
ちなみに、第2位はアンソニー・ホロヴィッツの「ナイフをひねれば」です。
(昨年暮れの12月27日に記事にしました)
3位以下も読みたいですね。でも図書館の待機者が多くてちょっと先になりそうです。