ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

全米テニス 決勝戦が楽しみ

全米テニス2022年 男子準決勝2試合が行われ、

カルロス・アルカラスとキャスパー・ルードが勝ち上がりましたね。

 

 

ナダルファンの私としては、アルカラスはスぺインでナダルの同胞、ルードはラファ・ナダル・テニスアカデミーを拠点としている選手、ということで、両方頑張れ、いい試合を見せてくれという感じです。

 

勝った方が、全米優勝とランキング1位を手にするわけですが、選手はどっちがより欲しいものなんでしょうか?

私が思うには、グランドスラム優勝の方かな?

理由? ランキングは相対的な価値ですが、トーナメント優勝は絶対的な価値・・だと思いますが。皆さんのお考えは?

 

話は変わりますが、

ジョン・マッケンローさんが、拙ブログ(2022.9.8 ラケット破壊 反対!!)を見ていたようで(笑)、キリオスのラケット破壊を批判しましたね。

 

「キリオスの、握手後の破壊は良くない。私もやってきて、反省している。もうそろそろやめた方がいい」

こんな感じだったかな?

 

「握手後の破壊」と言っていますが、試合中も同じです。悪い!!

 

私が思うに、キリオスは死傷者が出て傷害事件になるまで、自分の行為の愚かさに気が付かないと思いますよ。

悲しいことです・・・

 

全米テニス アルカラス VS. シナー

早くも、フェデラーVS.ナダル あるいは ナダルVS.ジョコビッチに例えられる、

カルロス・アルカラス 19歳 スペイン(左)

ヤニック・シナー   21歳 イタリア(右) 

のライバル関係

 

カルロスアルカラスヤニックシナー

 

全米2022年 準々決勝で激突

5時間15分の激闘の末、アルカラスが勝利しました。

 

カルロスアルカラス

 

現地放送は「米ナショナルテニスセンター・センターコートに於ける史上最高の激闘」と報じたそうです。

 

素人ながら、私も同感です。

2008年 ウインブルドン 決勝 フェデラーナダル  

2012年 全 豪     決勝 ナダルジョコビッチ 

個人的には、この2試合に並ぶものだと思います。

 

しかも今回は、決勝でなく準々決勝でこの騒ぎ?ということも驚きです。

 

テニス的には、ライン際のストロークの応酬を5セットに渡って繰り広げたスーパーハイレベルの闘いで、恥ずかしながら、テレビの前で思わず何回も声を上げて上げてしまいました。

 

しかも、二人とも、まだ伸びしろがある、特にサーブは、どちらかと言えば「あまり良くない方」なので。

それを考えると、「空恐ろしい二人」ですね。

 

過去記事です。良かったらご覧ください。

2021.11.5 ヤニック・シナー V.S. カルロス・アルカラス

2022.1.22 カルロス・アルカラスの将来

2022.4.6 カルロス・アルカラス 来ましたね

2022.5.11 鳥肌が立つ!! アルカラス

 

全米テニス ラケット破壊 反対!!

全米テニス2022年 準々決勝

 

快進撃のキリオスをハチャノフが止めましたね。

「普通のキリオス」より「特上のハチャノフ」の方が強いという一戦でした。

 

ニックキリオス

 

例によって、キリオスはラケットを破壊、それも2本。

握手の後、手に持っていたラケットを4回コートに叩きつけて破壊。

更に、ラケットバッグから取り出した2本目を、コートに投げつけて破壊。

上の画像は2本目です。

 

こういうのは最低の行為だと思います。

 

ジョコビッチにしろキリオスにしろ、もうウンザリです。

「ラケット投げ」を、錦織や西岡、大坂なおみが真似するようになって、これもウンザリです。

 

お前はしないのか! と言われれば・・・

昨年、一回やらかしてしまい、テニスクラブのオーナー兼コーチに詫びを入れました。

今は、こういう時には、ラケットで頭を叩くことにしています。

ストリングス面で。

 

感情コントロールのできない人間はダメです。

 

ジョン・マッケンローさんにお願い!

「ああでもしなければストレスは発散できないよ」などと理解(本当は忖度)を示さないで、

自分も(破壊を)さんざんやってきたが、本当に愚かな行為で、恥ずかしい行動だった」と発信してくださいよ。

 

レジェンドとして特別扱いを受けている人の責務でしょう。

 

全米テニス ティアフォーの進化

全米テニス2022年

4回戦でフランシス・ティアフォーがナダルを破りました。

 

フランシス・ティアフォー

 

ナダルファンの私としては残念なことですが、勝敗には理由があります。

 

ティアフォーの進化です。

僭越ながら、1年前の拙ブログの記事をご覧ください。

「2021.9.6 アメリカンテニスに変化の兆し」

 

昨年のブログでは、ティアフォーのテニスの戦術的変化について触れています。

そして、私は、コーチのウエイン・フェレイラの存在が大きいのではないかと、素人的に感想を述べています。

 

今年もスタンドにフェレイラの姿が。

ウエイン・フェレイラとのコーチング関係は続いていました。

 

ティアフォーがメンタルをこのように保つことができれば、トップ10が見えてくると思います。

 

試合後のティアフォーの談話

「若い選手たちがラファ、フェデラー、ノヴァークに勝利しているのを見ると、ゲッという感じだったね。僕にもその中の1人を倒した、と言える日が来るのだろうか?今日僕はそうするつもりだ、と思って臨んだんだ。これで僕も、いつか子供たちや孫たちに『僕はラファに勝ったんだ』と言うことができるね。願わくばもう二度と彼(ナダル)と対戦しないで勝利で終わりたいよ(笑)」

エッ? 案外志が低いんだなあ・・トップを目指せよ!

 

翔田 寛 「影踏み鬼」「誘拐児」 

8月15日の拙ブログ記事のテーマ、翔田 寛 著のミステリー「油絵は謎をささやく」

 

 

あまりの面白さに、この作家さんの他作品を続けて読んでしまいました。

 


2000年のデビュー作「影踏み鬼」を含む五つの短編集です。

長篇のタッチを感じさせる重厚感です。ひらめきで書ける作品ではありません。

作家さんは当時42歳。書いているのは、才能、研究、経験を必要とする創作だと思います。

 

 

こちらは「江戸川乱歩賞」の受賞作「誘拐児」です。2008年、作家さん50歳時の作品。

面白かった?のは、選考委員の一人から「重要な証拠を、犯人が・・」という辻褄上の問題点が指摘されていました。

作品を読みながら、私も同じことを考えていたので、思わずへへと・・・けっして”慧眼でしょう”と言っているわけではありません(笑)。ちょっと嬉しかったです。

 

それはともかく、十分に緻密な構成の中で、サスペンスも発出させながら進んでいく展開、そして着地も見事です。

 

ミステリーは「発想」と「展開」そして「着地」(結末)が命だと、私は考えています。

ストンと音がするように腑に落ちる結末。音はしなくても、唸らせる結末。ミステリーの醍醐味です。

翔田 寛 いいですねえ。

 

余談ですが、ある超人気ミステリー作家さん(営業妨害になってしまいそうなので、誰とは言いません)について、私は「着地」に難ありと感じています。

この作家さん、「発想」と「展開」が抜群なので「着地」に物足りなさを感じさせるのかも知れません。

久しぶりに、こっちの作家さんの最新作を読んでみようかな。

 

オーディオ備忘録 70 メイン・システム と サブ・システム

メインのJBLシステムと今回組んだサブ・システムとの比較です。

サブ・システムはできたばかりなので、自分でもまだ性格をつかみ切れていませんん。

 

メインのJBLシステム

 

このJBLシステムは、大好きなアヴァンギャルド・ジャズ・サウンドを聴くためのシステムです。

 

ドルフィー、ブラクストン、シェップ、アイラーなどの管楽器の咆哮を聴くためのシステムです。

 

ピアノにはモンクやA・ヒル、T・モントリューなどの様な打楽器的な響きを求めます。

 

ベースにはあくまでも締まった響きを求めます。

 

ドラムは、シンバルが後方で活躍してくれるのはかまいません。スネアはブラシでやってほしいです。タムタムとバスドラはなくてもいいです・・・ドラム嫌いがバレちゃいますね。

 

私のようにボーッとオーディオをしていると、メインもサブも、基本的に同じ傾向になってしまいます。

意識して異なる方向に持って行くという考え方もあるとは思いますが、それはさて置いて、しばらくは、サブの性格を見極めていきたいと思います。

 

今のところ、似た傾向とはいえメインシステムとはちょっと、いや、かなりの違いがあります。

 

違いを具体的に言うと・・高域から。

シンバルの唸りが薄い

管楽器の密度が足りない

ピアノはまあまあかな

ベースは締まりも響きも不足

 

簡単にJBL40年ものに近い音が出る筈がありません。

 

ここからがオーディオの趣味です。

手を付けるのは、低域からかな・・

 

いずれ改良の報告をさせていただきます!

シリーズをお読みいただきましてありがとうございました。

 

オーディオ備忘録 69 サブ・システムで愛聴盤を聴く

マルチシステムの帯域バランスをとる時に、最初にシングルトーンの信号音を使います。

音源はCDで20㎐から20K㎐の20分割の信号音です。

実際に使うのは12K㎐までです。14K㎐以上は私の耳には聴こえません。

次に、20㎐~20K㎐のスイープ信号を聴きます。

 

そして、チェックは、聴取位置に於ける私の耳です。

 

もう一つ、FM放送を聴きます。

音楽も聴きますが、男女のアナウンサーやMCの声が自然に聴こえるかを主に聴いていきます。

 

そうしたのちに、ジャズ愛聴盤を聴いてチェックしていきます。

例えば、次の3枚です。

 

エリック・ドルフィー  OUT TO  LUNCH!

 

ビル・エバンス  WHAT’S NEW

 

アーチー・シェップ  TROUBLE IN MIND

 

カートリッジはヤマハMC-505

 

主に次の3点に注意します。

管楽器が生き生きと歌っているか。

バンドの奏者が自立しているか。自立? 団子にならないという意味です。

相対的にウッドベースの音量、同じくシンバルの音量が節度を保っているか。

これらを順番に聴いていくのではなく、同時にこのバランスがとれているか(

好みに合っているか)どうかを聴きます。

 

こんな感じで、日常的に愛聴盤を聴きながら、微調整をしていきます。

機器のエイジングも自分の体調も季節も、日々変化して行きます。

オーディオの愉しみですね。

 

次回は、メインのJBLシステムとサブ・システムの比較です。

(続きます)