ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

川上未映子 その2

暑いです!

7月のテニス日数は11日でした。

仲間内のゲームはたいした運動量ではありません。

レッスンは容赦なくシゴカレます。

猛暑対策は、

睡眠不足にならないこと。

朝からスポーツドリンクを体内に入れておくこと。

対策グッズ(帽子・首巻等)を積極活用すること。

そして何より、おかしくなる前に逃げること・・このタイミングを感知することが一番難しい!

 

川上未映子 次の2冊です。

 

 

水瓶」 9編の短編集

各作品の初出は、2008年4月・5月・秋・12月、2009年4月・12月、2010年10月、2012年9月、最後は2012年書き下ろし。

 

ヘブン」は初出が2009年8月

 

水瓶」の9編は、先の作品群と同じ”独特の文体”で語られます。

私は、詩を読むように読んでいましたが、そのうち何かに似ているなあと感じ始めました。

それは、ラップです。

そう言いながら、私はラップをちゃんと聴いたことはありません。テレビで耳にする程度ですが、ラップの節回しを感じます。

また、フリージャズのインプロビゼイションのようにも聴こえてきます。

 

ヘブン」は、一転して散文で通しています。

題材はいじめの被害者の内面と変化です。

価値観や存在感の衝突です。

 

これは高密度の文学作品だと思いました。

浸透力のある文章も新鮮です。

 

「水瓶」と「ヘブン」の様式のギャップに戸惑いますが、やはりすごく近い世界を描いていると思います。

どちらも、病的な感覚は感じません。こちらが慣れてきたのか?

 

この次の2冊が楽しみです。