ジャズとテニスの雑記帳

ジャズ・テニスそしてオーディオやミステリーについての日常を綴ります

大晦日ですね

2022年もついに大晦日になりました。

毎年、時間の経つのが早くなっています。今年も早かったです。

 

庭のドウダンツツジがやっと紅葉

 

もう来年は後期高齢者になります。

国保の費用負担率は、それまでの後期高齢者は1割でしたが、我々からは2割に上がります。

いつも、団塊の世代がやって来ると、社会保障レベルが下がります。

後から来るお仲間の人たちに申し訳ないです。

 

長期的な視野に立っての政策なら、なんの文句もありませんが・・・

どうなんでしょうか?

 

 

1年間、拙いブログにお付き合いをいただきありがとうございました。

来年もよろしくお願い申し上げます。

 

皆さま 良いお年をお迎えくださいませ

 

響きをみがく 音響設計家 豊田泰久の仕事

音響設計家・豊田泰久及び関連の建築家、指揮者たちを取材した一冊。

 

著者は朝日新聞社の石合力。1964年生まれ。

2021.3.30 発行。著者57歳。

 

 

豊田泰久さん、1952年(昭和27年)生まれ。

今年70歳。

 

ジャズファンの私でも知っているサントリーホールの音響設計者

しかし、詳しくは知りませんでした。

いやあ偉人ですね。

 

コンサートホール音響設計のおもな業績をあげると、

 

東京 サントリーホール (1986年)

京都コンサートホール (1995年)

札幌コンサートホールKitara (1997年)

ウォルトディズニー・コンサートホール (2003年)

ミューザ川崎シンフォニーホール (2004年)

マリインスキー・コンサートホール (2006年)

上海シンフォニーホール (2014年)

フィルハーモニー・ド・パリ (2015年)

エルプフィルハーモニーハンブルク (2017年)

ピエール・ブーレーズ・ザール (2017年)

ロンドン (プロジェクト進行中) 

 

クラシックファンなら先刻ご承知のことだとは思いますが、

音響の優れていることで有名なホールを、世界中にこんなにたくさん設計しているんですね。

 

本著書では、豊田さんと「建築家」「指揮者」との関係も見事に描かれています。

 

優れた建築家は音響について豊田さんの設計を最優先し、中(音響設計)が決まるまで外(外観)の設計はしない。

新ホールのプロジェクトでは、そのホールの音楽監督である指揮者が豊田さんの設計を熱望する。

指揮者のリハーサルで豊田さんがホールの観客席でオーケストラの響きのバランスを確かめる。

 

私が一番興味を感じたのは、

ラトル、ゲルギエフヤンソンスバレンボイムデュトワサロネン等の指揮者との関係の描写を通じて、指揮者のしていることに対する、私の理解が進んだことです。

 

オーケストラを育てる指揮者、コンサートホールを育てる指揮者の描写。大変面白かったです。

 

オーケストラは楽器

コンサートホールも楽器

 

豊田さんがベルリン・フィルハーモニーに育てられたように、50年・100年後に、豊田さん設計のホールに育てられた設計家が出てくるのでしょうね。

 

海外はもちろん、国内のサントリーホールやミューザにも出かけられない(個人的事情で)現況の私です・・・会員である地元のホールにもっと注目しようかな・・・

 

家族行事

先月は、内孫の「お宮参り」「七五三」「お食い初めと行事が計画されていました。

ところが、我が家はコロナに襲われ、6人中4人が発症。

 

そんな訳で、行事が今月に持ち越しとなったのですが、先日すべてを執り行うことができました。

と言っても、私たち夫婦は付いて回るだけでしたが(笑)

 

お食い初め」の会場の「日本平ホテル」

富士山・駿河湾の景勝が特徴のホテルです。

 

日本平ホテル に対する画像結果

 

会食のメニュー

会食をする機会は少なくなってきました。

おいしかった!

 

子供・孫の多幸を願う日々ですが、我々夫婦が良く生きることが、そこに繋がると思う今日この頃です。

 

オーディオ備忘録 83 オーディオブログ列伝 3 Myu Audio日記 その2

Myuさんのオーディオ装置

 

メインシステムのアキュトンのユニットを和太鼓の胴に取り付けたシステム。

4ウェイマルチアンプ。

アンプ系はアキュフェーズ・・なんと床下収納です。

 

 

最近復活した3ウェイホーンシステム(当方未聴です)

ウーファーとドライバーはソニー。これは超弩級のレアユニットで、まさか実物を見ることができるとは思っていませんでした。

ツイーターはテクニクスのハイエンドモデル。

 

 

上流機器。

アナログもデジタルもハイセンスにまとめられています。

 

 

音は説明するまでもありません。

アキュトンの音は、拙宅のシーメンスシステムの指標になっています。

シーメンスから、せめて音場感だけでも、Myuサウンドに近い音が出ればいいなと思っています。

 

さて、お部屋が気になりますね。

天井の高い、15畳強の、檜を使われた快適なスペースです。

Myuさん設計によるリノベーション。

この大きさと材質は、定在波にも強いと思います。静かで穏やかな空気があります。

 

ブログ記事はカテゴリー別にきちんと整理されています。

オーディオ研究者のための貴重な資料になる内容だと思います。

 

そして、このお部屋の主人のMyuさんは、ハイエンド・オーディオの空間を、確かな操縦技術を駆使されて飛行しているパイロットのイメージです。

 

 

新シリーズ・オーディオブログ列伝にご登場いただきました皆様

「音楽&オーディオ」の小部屋 さん

「ボロトレーンの日記」 さん

「Myu Audio日記」 さん

御礼申し上げます。これからもよろしくお願いします。

 

オーディオ備忘録 82 オーディオブログ列伝 3 Myu Audio日記 

おかげさまで、オーディオブログ列伝も回を重ねることができました。

 

Myu Audio日記 のブログ主さん、有名な方です。

 

月刊誌STEREOの人気コーナー「音の見える部屋」に数年前に登場されています。

和太鼓の胴を使ったエンクロージャにアキュトンのユニットを収めた

太鼓型スピーカーをご覧になった方も多いと思います。

 

この方を語る時に最初に申し上げておきたいことがあります。

Myuさんは、超一流のスナイパー!じゃなかった、超一流の企業戦士だった方です。

そのことについて、ご本人様から多くは伺っていませんが、間違いないと思います。

 

そういう人がオーディオをやると「こうなる」、というオーディオだと思います。

 

伊豆半島の高級別荘地にある、お屋敷・庭園

 

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愛猫 タウ君(御幼少時)

 

訪問者

野鳥も多いです。

 

そして美しい奥様・・写真の掲載許可を取ってありませんので、残念!

 

こんなハイソな方の邸宅に、私などが何故?

はは・・ ボロトレーンさんに連れられて、ですよ。

 

次回はオーディオ装置についてです。

 

オーディオ備忘録 81 オーディオブログ列伝 2 ボロトレーンの日記 その2

ボロトレーンさんの二つ目のメインと言える励磁ユニット・システムです。

 

 

3ウェイの使用機器はかきのとおり

低音 調所電器(山形県のトランスメーカー)の励磁15吋フルレンジ

   特殊パッシブラジエーター付きJBL4343エンクロージャ

中音 RCA励磁ドライバー+ゴトーホーン

高音 テクニクス9シリーズ(パーマネント・アルニコ)

レコードプレイヤーはウェルテンパード+オーディオテクニカ

 

こちらのシステムはある意味でメインシステムと対照的な音といえます。

何が対照的なのか?

 

メインシステムはどこまでも生音を分析的に表現していく。

一方、励磁システムは生音の響きを表現していく。

 

ところが、

両システムの音は非常に似ています。

対照的なのに似ている。

私にはそう聴こえます。

 

たぶん、両システムとも、ボロトレーンさんのキーワード「情報量」を追及しているからなのでしょう。

 

音、音色でなく「情報量」を突き詰めていくと「音色」が似てくる・・・Hi-Fiの原理でしょうか・・・

 

そしてその追及が、

いいかも知れないと思ったら試してみる、

誰もやったことのない事も、いや、そうだからこそ試してみる、

というフロンティア精神に溢れています。

これこそ、ボロトレーンさんの最大の特徴なのかもしれません。

 

ボロトレーンさんのシステムは現在進行形で進化しています。

 

オーディオ備忘録 80 オーディオブログ列伝 2 ボロトレーンの日記

ブログ「ボロトレーンの日記」のボロトレーンさんは、拙宅とは、道のりで6㎞、車で20分弱の、近いところにお住まいです。

 

この方、一言で表すと、〇〇〇〇です。放送禁止用語です。

ジャズスラング風に言えば、ガ〇キ〇となります。

 

例えば、普通のマニアは部屋の中にオーディオがあります。

ボロトレーン邸では、オーディオ機器を家で囲っている・・感じです。

そのくらい、玄関の一歩目から、広縁の掃き出しまで機器が溢れています。

通路はけものみちです。

画像は載せません、想像してみてください。

 

現在、一階と二階の四部屋でシステムを組んでいます。

 

多くの部屋にオーディオ装置を置かれているマニアの方と言えば、横須賀の三上さんが有名ですね。

ヴィンテージから現代のハイエンドまで揃っています。レコードプレイヤーはノイマンのカッティング・マシーンです。この世の景色とは思えません!

 

一方、この記事の主役であるボロトレーンさんの特徴は、既製のシステムではなく、何らかのご自分の手が入った自作ホーンシステムであるところです。

 

 

そしてこれらの機器が、ボロトレーンさんの感性によってコントロールされているのです。

その感性のキーワードは情報量です。

ソースの情報量を可能な限り出すのがボロトレーン・オーディオです。

 

上の画像は、メインシステムの5ウェイ・オールホーンシステムです。

音は・・・ジャズ、特にウルトラモダン&アヴァンギャルド・ジャズマニアの私が断言します。

「ジャズ再生の理想の音」がここにあります。

決してクラシックに向いていないということではありません。

私が訪問する際は、ほとんどジャズを聴かせてもらっているため、ジャズの音の話になってしまいます。

 

システムの概要

メルコ&ローテルのターンテーブル

ビクター&イケダのダイレクトカップルMC

ガウス18吋の低音ホーン

エールドライバーのミッド・バスホーン

エールドライバーのミッド・ホーン

ゴトードライバーのホーンツイーター

村田製作所のスーパーツイター

dbxのデジタル・クロスオーバーによる5ウェイ

アンプ系は自作管球式フォノアンプ、イシノラボ・エールのオール左右モノマルチアンプ

 

低音ホーンとエールのドライバーが重要なポイントになっていると思います。

 

もう一つは、バッテリードライブ(低音以外)でしょうね。なめらかな音は、バッテリーの貢献も大きいと思います。

 

私も「やったら?」と勧められますが、バッテリードライブは、電気に詳しくない人は手を出さない方が賢明だと思います。

ボロトレーンさんは映像の機器設備のプロです。

 

次回の「励磁システム」に続きます。