愛読させていただいている人気のオーディオブログがあります。
少し前の、そのブログ記事の中に、こういう場面がありました。
オーディオチェックに入る段階で、ソースをクラシックにするかジャズにするかと言う問答の時に、客人の某氏が
「クラシックがいいです。ジャズはこのごろまったく聴く気がしなくなりました。後に残るものがないです。あれは芸術じゃなくて娯楽ですね・・。」
と仰っていました。
考えちゃいましたね。
考えないという選択肢もあったと思いますが、変な後悔をしたくありませんでした。
ジャズを嫌いで聴かないことは某氏の自由ですが、
この場面で、「芸術でなく娯楽だ」という言い方は、高尚なものとそうでないものだと断じているように読めます。
断じる必要があるのかな?
また、娯楽と芸術は対語ではありません。その点も誤認です。
「ジャズ」も「娯楽」も、突然の言われ方に驚いているでしょう。
そして、「クラシック」と「芸術」も困惑していると思います。
某氏さん、これまでどんなジャズを聴かれてきたのか気になるところです・・が、
そんな些細なことよりも、
紋切調に切って捨てるがごとく趣向の良し悪しを断じる
という態度に、私は大いに疑問があり、その旨、ブログ主さんに申し上げました
私は、趣味のことで、好き嫌いをいうのは自由だと思っています。
一方、嗜好や対象物に対しては、公序良俗に反しない限り、その良し悪しについて、軽々に言うべきではない、と思っていて、拙ブログ上では表現に気をつけています。
音楽にしろ、オーディオにしろ 絵画、文学等々・・もね!
と言いながら、私も”やらかしている” かも知れません!
その際は、コメントでご注意をお願いいたします。
あと、某氏には、娯楽についても、もう少し考えを巡らせていただければ、と思います。
娯楽は米と同じほどの必需品です。
芸術と対比して優劣を論じる対象であるとは、私には思えないのです。
某氏さんは、つい、面白おかしく言ってしまっただけなのかも知れません。
悪意のまったくないものだとしたら、私も言い過ぎです。お詫びします。
こんな考え方でブログを書いています。大袈裟ですが、礼儀作法として。
堅苦しいですか?
今回のことが、日本のオーディオブログ界を揺るがせています(笑)
このブログを含めて、絶滅危惧種のオーディオブログです。
いつか、波風が落ち着いて、お互い、切磋琢磨していけることを願っています。